じゃがいもの茹で時間は?ほくほくに仕上げるコツや人気レシピも紹介
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「じゃがいもを茹でる時間はどのくらい?」
じゃがいもを茹でようと思っている人は、このような疑問を持っているかもしれません。
そこでこの記事では、じゃがいもを茹でる時間について解説していきます。また、電子レンジで加熱する方法、時短で茹でる方法もあわせてお伝えします。
記事を最後まで読めば、じゃがいもを上手に茹でられるようになるでしょう。
じゃがいもをおいしく食べたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
じゃがいもの茹で時間は?
じゃがいもを鍋で茹でる時間の目安は、以下のとおりです。
- まるごと茹でる場合は12~30分
- カットした場合は6~8分
それぞれ解説していきます。
まるごと茹でる場合は12~30分
じゃがいもをまるごと茹でる場合は12〜30分が目安です。
じゃがいもの大きさによって、茹でる時間がかわります。ピンポン玉より小さいじゃがいもは12分、拳ほどの大きさのじゃがいもなら、25〜30分が目安です。
新じゃがいもは通常のじゃがいもに比べて皮が薄くサイズが小さいので、火が通りやすく15分程度でよいとされています。
カットした場合は6~8分
カットじゃがいもを茹でる場合は、6〜8分が目安です。
茹で時間は短くなりますが、まるごと茹でる場合に比べると、じゃがいもが少し水っぽくなります。
おいしく茹でるコツは?
「せっかくなら、じゃがいもをおいしく茹でたい」と思っている人もいるでしょう。
おいしく茹でるコツは、主に以下のとおりです。
- 芽を取り除く
- 皮付きのまま茹でる
- 水から茹でる
- じゃがいもがかぶるくらい水を入れる
- 鮮度のよいじゃがいもを選ぶ
どれも簡単にできるので、それぞれ解説していきます。
芽を取り除く
じゃがいもの芽には天然毒素の「チャコニン」や「ソラニン」が多く含まれています。「チャコニン」や「ソラニン」は、じゃがいもを茹でても分解されないので、量が減りません。
「チャコニン」や「ソラニン」は下痢、嘔吐、めまい、頭痛、腹痛などの症状を起こす可能性があります。
そのため、茹でる前に芽を取り除くことが大切です。
なお、「チャコニン」や「ソラニン」は芽の根元に多いとされています。そのため、芽を取り除く際には、表面だけでなく、根元までえぐり取るのがおすすめです。
皮付きのまま茹でる
皮付きのまま茹でることで、水溶性成分の「ビタミンC」や「カリウム」などの栄養素をが流出しにくくなります。
皮をむいて茹でると水っぽくなりやすいので、ほくほくとした食感を楽しみたいなら、皮付きのまま茹でるのがおすすめです。
ただし、光に当たって緑色になった皮にも先ほどお伝えした天然毒素の「チャコニン」や「ソラニン」が多く含まれているので、緑色になった皮の部分は安全のために取り除きましょう。
水から茹でる
最初からお湯でじゃがいもを茹でると、煮崩れしやすくなります。この原因は、お湯で茹でると内側に熱が伝わる間に外側がボロボロになってしまうからです。煮崩れするとじゃがいものほくほくとした食感も失われてしまいます。
それに対して、水から茹でると、外側と内側に均一に熱が伝わりやすいため、煮崩れを防止できます。煮崩れをしなければ、じゃがいもをほくほくとした食感に茹でることが可能です。
また、水から時間をかけて茹でることで、甘さも引き立ちやすくなります。
じゃがいもがかぶるくらい水を入れる
水の量が少ないと、じゃがいもに熱が均等に通らない可能性があります。
そのため、じゃがいもがかぶるくらいの水を入れるのがコツです。
鮮度のよいじゃがいもを選ぶ
鮮度が悪いじゃがいもは煮崩れしやすくなります。
鮮度のよいじゃがいもを選ぶことで煮崩れを防止でき、きれいな形で茹でることが可能です。
鮮度のよいじゃがいもの選び方は、このあとの章でお伝えします。
じゃがいもは電子レンジでも加熱できる
じゃがいもは電子レンジでも加熱できます。電子レンジはじゃがいもに含まれる水分を振動させて内部から熱を発生させるため、鍋で茹でるよりも早く加熱できます。
加熱する時間の目安は、以下のとおりです。
- まるごとの場合は600Wで3~4分
- カットの場合も600Wで3~4分
「じゃがいもを茹でたいけど、鍋を用意するのは面倒……」という人は、覚えておきましょう。なお、電子レンジを使う場合、じゃがいもを耐熱容器や耐熱皿にのせて、ラップをかけてから加熱しましょう。
ただし、じゃがいもを大量に電子レンジへ入れると加熱のムラが発生しやすいので、できれば、1個ずつ加熱するのがおすすめです。
まるごとの場合は600Wで3~4分
じゃがいもを皮付きのまままるごと加熱する場合は、600Wで3〜4分ほどが目安です。
加熱する時間はじゃがいもの大きさによって調整しましょう。加熱が足りないと思ったら20秒ずつ加熱する時間を足していくのがおすすめです。
加熱が終わったら、熱いうちに皮をむいておきましょう。熱いうちなら、皮をむきやすいからです。
カットの場合も600Wで3~4分
カットしたじゃがいもの場合も600Wで3〜4分が目安です。
加熱する時間はカットしたじゃがいもの大きさによって異なるので、調整が必要です。加熱が足りないと思ったら20秒ずつ加熱する時間を足していきましょう。
じゃがいもを時短で茹でる方法
「じゃがいもを早く茹でたい」という人もいるでしょう。
じゃがいもを時短で茹でる方法は、主に次のとおりです。
- 圧力鍋を使う
- シリコンスチーマーを使う
- 小さく切る
それぞれ解説していきます。
圧力鍋を使う
圧力鍋を使うとじゃがいもを早く茹でられます。
圧力鍋とは圧力を調整できる機能が付いた鍋のことで、通常の鍋よりも高温・高圧での調理が可能なため、短時間で調理したいときに役立ちます。
圧力鍋での加熱時間は、じゃがいものサイズにもよりますが、10分程度です。
シリコンスチーマーを使う
シリコンスチーマーとは電子レンジに入れて使う調理器具です。
洗ったじゃがいもをシリコンスチーマーに入れて、電子レンジでチンするだけで済みます。耐熱容器や耐熱皿、ラップを使わずに、スムーズにじゃがいもを加熱できます。
小さく切る
じゃがいもを細かく切ることで、火が通りやすくなり、時短になります。
ただし、細かく切りすぎるとじゃがいもの食感が失われやすくなるので、注意が必要です。
じゃがいもの選び方
上でもお伝えしたとおり、じゃがいもの鮮度は重要です。
じゃがいもの選び方は、次のとおりです。
- 皮が薄い
- 表面がなめらかでハリがある
- かたさがある
- 形がふっくらしている
なお、芽が出ているものは栄養が芽に取られている恐れがあるので、避けましょう。
茹でる前と茹でた後でじゃがいもの栄養素の変化
じゃがいもは茹でる前と茹でた後で栄養素が変化します。
上でもお伝えしたように、じゃがいもに含まれている「ビタミンC」や「カリウム」は水溶性成分なので、水に溶けやすいです。そのため、皮をむいて茹でると「ビタミンC」や「カリウム」が流出して減少する可能性があります。
皮を付けたまま茹でれば、「ビタミンC」や「カリウム」の減少を防ぎやすくなります。
「栄養もしっかり取りたい」という人は、皮を付けたまま茹でるのがおすすめです。
じゃがいもをおいしく食べられるおすすめレシピ
「じゃがいもをおいしく食べられるレシピを知りたい」と思っている人もいるでしょう。
じゃがいもをおいしく食べられるレシピなら、次のようなメニューがおすすめです。
- 薫るポテトサラダ
- 新じゃがのレンチン煮びたし
- ホクホク♪じゃがいもの鶏五目炊き込みご飯
それぞれ解説していきます。
薫るポテトサラダ
薫るポテトサラダは、袋から出した薫る味だしの粉末を加えた旨味とだし感のあるポテトサラダです。
材料【 2人分 】調理時間約25分
- じゃがいも 2個
- にんじん 1/3本
- 玉ねぎ 1/4個
- きゅうり 1/2本
- 酢 小さじ1
- ☆袋から出した薫る味だしかつおと昆布 1袋
- ☆マヨネーズ 大さじ3
- 塩 適量
作り方
- じゃがいもは縦4等分に切り、15分間ほど茹で、7mm幅に切ります。 じゃがいもの粗熱を取り、酢を混ぜ合わせます。
- にんじんは5mm幅の半月切りにして茹で、玉ねぎ、きゅうりは薄切りにして塩をふって5分間ほどおき、しんなりしたら水にさらし、水気をしぼります。
- [1]、[2]、☆を良く混ぜ合わせます。
薫る味だしはマヨネーズとの相性も抜群です。
新じゃがのレンチン煮びたし
新じゃがのレンチン煮びたしは、簡単に作れる副菜です。電子レンジで加熱して、冷ましたら完成です。
材料【 2人分 】調理時間約10分(※冷まし時間除く)
- 新じゃがいも 100g
- えのき 50g
- (A)白だし 大さじ1と1/2
- (A)水 100ml
- 木の芽 お好みで
作り方
- 新じゃがいもは皮付きのままよく洗い、太めのせん切りにする。えのきは石づきを除き、長さを半分に切る。
- 耐熱ボウルに[1]・(A)をあわせ、ふんわりラップをして電子レンジで加熱する(目安:600W、5分間)。 新じゃがいもがやわらかくなったら全体を混ぜ、そのまま冷ます。
- 器に[2]を盛りつけ、お好みで木の芽を飾る。
木の芽だけでなく、温泉卵をのせても楽しめます。
ホクホク♪じゃがいもの鶏五目炊き込みご飯
ホクホク♪じゃがいもの鶏五目炊き込みご飯は、豊かな風味を楽しめる五目炊き込みご飯です。具材のおいしさとじゃがいものホクホクとした食感を楽しめます。
材料【 2合分 】調理時間約10分(浸漬時間と炊飯時間を除く)
- 米 2合
- 鶏もも肉 100g
- じゃがいも 1個(150g)
- ごぼう 1/3本
- にんじん 1/4本
- しめじ 1/3パック
- (A)つゆの素 大さじ3
- (A)酒 大さじ1
- (A)おろし生姜 小さじ1
- 水 適量
- 青ねぎ お好みで
作り方
- 米は洗って30分浸水し、ざるにあげて水気を切る。
- 鶏肉は2cm角に切る。じゃがいもは2cm角に切り、水にさらして水気を切る。
- にんじんは短冊切りに、ごぼうはささがきにする。しめじは石づきを取って小房に分ける。
- 炊飯器に[1]、(A)を入れ、2合の目盛まで水を加えて軽く混ぜ、[2]、[3]をのせて炊飯する。
- 炊き上がったら全体をさっくり混ぜて5分ほど蒸らし、器に盛り、お好みで小口切りにした青ねぎをのせる。
じゃがいもは大きめの角切りにするのがポイントです。
じゃがいもをおいしく食べるなら調味料にこだわるのがポイント
じゃがいもをよりおいしく食べたいなら、調味料にこだわるのがポイントです。
なぜなら、調味料は料理の味のベースになるからです。品質のよい調味料を使うだけで、手間を増やさずに、じゃがいもをおいしく味付けできます。
よい食材は1度使ってしまうとなくなったり、長期間の保存ができなかったりします。その点、調味料なら複数回使えるうえに、長期間の保存もできるので便利です。
おすすめは鰹節専門店にんべんの調味料です。にんべんは江戸時代から320年以上にわたり和食を支えてきました。にんべんの調味料は、素材と製法にこだわっているため、プロの料理人からも高い評価を得ています。
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「白だし 1000ml」は食材の味を引き出せる便利な調味料です。
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家庭の料理をワンランク上の味に仕上げられます。
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だし素材を1.5倍も使用しているので、濃厚な味付けができます。
じゃがいもの保存方法
じゃがいもの保存方法は、次のとおりです。
- 茹でたじゃがいもの保存方法
- 生のじゃがいもの保存方法
それぞれ解説していきます。
茹でたじゃがいもの保存方法
茹でたじゃがいもはラップで包んだり、保存袋に入れて空気に触れないように冷蔵庫で保存しましょう。
すり潰してマッシュポテトにしてから保存袋に入れれば、冷凍保存も可能です。
生のじゃがいもの保存方法
生のじゃがいもは、風通しがよい場所で常温で保存できます。ただし、照明や日光などの光が当たると芽が出たり、皮が緑色になったりする可能性があるので、光の当たらない場所での保存がおすすめです。
光が気になる場合は、紙袋に入れて、小さな穴を空けておきましょう。
夏場は芽が出やすくなるので、野菜室で保存してもいいでしょう。じゃがいもは低温に弱いので、新聞紙でくるんでポリ袋に入れてから保存するのがおすすめです。
リンゴを入れておくと「エチレンガス」が出て、じゃがいもの芽が出にくくなるといわれています。
じゃがいもを茹ででおいしく食べましょう
じゃがいもは茹でるだけで、ほくほくの食感を楽しめる食材です。
じゃがいもを鍋で茹でる時間の目安は、以下のとおりです。
- まるごと茹でる場合は12~30分
- カットした場合は6~8分
電子レンジを使う場合は、次のとおりです。
- まるごとの場合は600Wで3~4分
- カットの場合も600Wで3~4分
短い時間で茹でたい際は、以下の方法を試しましょう。
- 圧力鍋を使う
- シリコンスチーマーを使う
- 小さく切る
なお、じゃがいもをおいしく食べたい場合は、調味料にこだわるのがおすすめです。調味料は味のベースになるので、じゃがいもをよりおいしく食べられます。
江戸時代から和食を支えてきたにんべんの調味料は、素材と製法にこだわっています。最後にもう一度にんべんの商品を紹介します。
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「つゆの素ゴールド500ml」はこだわりの素材で作った一品です。
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豊かな風味と濃厚な味を楽しめます。
じゃがいもはお手頃な価格で手に入れやすい食材です。
にんべんの調味料を使って、じゃがいもをよりおいしく食べてみてはいかがでしょう。
じゃがいもの茹で時間は?ほくほくに仕上げるコツや人気レシピも紹介