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宮城のおいしい郷土料理の厳選30選!特徴や味付けのポイントも紹介

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宮城のおいしい郷土料理の厳選30選!特徴や味付けのポイントも紹介

宮城といえば、大都市である仙台が有名です。

牛たんやフカヒレなど特産物も豊富で、東北地方を代表する「米どころ」としても知られています。全国各地で宮城の食材を見ることも多くあるでしょう。

さらに宮城には、独自の発展を遂げた郷土料理も数多く存在します。

この記事では、宮城のおいしい郷土料理を紹介するとともに、自分で郷土料理を作ってみたい人向けに味付けのポイントも解説します。ぜひ参考にしてください。

宮城の有名な郷土料理30選!

宮城の有名な郷土料理30選!

宮城の有名な郷土料理30選を紹介します。

興味がある料理だけでも、ぜひ読んでみてください。

はらこ飯

「はらこ飯」は、宮城県南部の亘理町(わたりちょう)に伝わる郷土料理で、サケの身と煮汁にくぐらせたイクラを炊き込みご飯の上にのせたものです。

「はらこ」とは、亘理町でいうイクラのことで、サケの腹にいる「腹子(はらこ)」から、そう呼ばれるようになりました。

はらこ飯は、領民から伊達政宗公に献上されたことで知られていますが、それ以前より地元の漁師飯として親しまれていました。

昔はサケの身とイクラを混ぜ合わせた「混ぜご飯」で、地元の婦人会ではこの元祖の味を伝承すべく活動をおこなっています。

サケが遡上してくる9〜11月になると、亘理町や宮城県内の多くの店ではらこ飯が食べられます。

おくずかけ

「おくずかけ」は、県南地域に伝わる精進料理で、春と秋のお彼岸やお盆の時期に食べられます。

里芋、にんじん、ごぼうなどの野菜や、油揚げ、豆腐などをしいたけの戻し汁で煮込み、そこに白石温麺(うーめん)を加えてくず粉でとろみをつけます。くず粉のかわりに片栗粉を使うことも多いです。

精進料理なので本来なら肉や魚は使用しませんが、家庭によっては鶏肉や豚肉を入れたり、使用する野菜も少しずつアレンジされています。また、白石温麺のかわりにうどんを入れることもあります。

法事で集まった人たちへのおもてなしや仏前へのお供えに使われますが、観光客向けに通年提供している店もあるようです。

笹かまぼこ

「笹かまぼこ」は、笹の形をした白身魚のすり身の焼きかまぼこで、全国のスーパーで見かける宮城の代表的な特産品です。

明治時代の中頃、豊かな漁場を持つ宮城で大量に獲られた魚を保存する方法として、白身魚をすり身にして手のひらで叩いて焼いた、焼きかまぼこが生まれました。

その後、旧仙台藩主である伊達家の家紋「竹に雀(すずめ)」にちなみ「笹かまぼこ」と呼ぶようになったといわれています。

笹かまぼこは、そのまま食べるのはもちろん、かき揚げやおでん、天ぷらにしたり、磯辺揚げにして子どものおやつや酒のつまみにしたりして親しまれています。

がんづき

「がんづき」は宮城全域に伝わるおやつの蒸しパンで、鳥の雁(がん)の肉に似ていることから名付けられました。

黒砂糖を水に溶かし、小麦粉を加えて練ってから蒸して作られ、ふんわりしているのに食べごたえがあります。日常の軽食や農作業の間の小腹を満たす、素朴なお菓子です。

黒砂糖を使うので色が茶色になり「黒がん」とも呼ばれます。地域によっては、白砂糖と牛乳を使う、ういろうのような「白がんづき(白がん)」を作ることもあります。

また、卵や重曹、酢、クルミ、ごま、味噌などを入れて作る地域もあるようです。

きしゃず炒り

「きしゃず炒り」は「きらず炒り」ともいわれる宮城全域に伝わる郷土料理です。きらずとは豆腐から出る「おから」のことで、「卯の花」とも呼ばれます。

きらずに、にんじん、ごぼう、ネギなどの野菜を加え、だし汁、醤油などの調味料を加えて汁気がなくなるまで炒めればできあがりです。肉や魚介類を入れることもあります。

きらずの名前の由来は、おからは切らずに使える食材なので「きらず」になったとされています。

ばっけ味噌

「ばっけ味噌」とは、茹でたふきのとうを刻み、クルミと一緒に味噌に合わせた練り味噌のことです。

宮城の方言で、ふきのとうを「ばっけ」といいます。春先、地面につぼみが出て花が咲く様子が「お化け」にたとえられて「ばっけ」になったという説もあるそうです。

江戸時代、「味噌を用いず木の葉や草の根を食べると毒にあたる」といわれていました。そこで木の葉や草の根を食べるのに味噌が用いられ、次第に一緒に練り込んで練り味噌になったとされています。

季節ごとの食材を用いたさまざまな練り味噌が作られましたが、宮城でよく食べられたのが「ばっけ味噌」でした。春先になると各家庭で作られ、1年分作って冷凍保存している家庭もあるそうです。

へそ大根のにしめ

「へそ大根」は、県南の丸森町で作られる保存食です。へそ大根をぬるま湯でもどし、さまざまな野菜と一緒に煮しめたものが「へそ大根の煮しめ」です。

寒さの厳しい東北地方では、昔から野菜や魚を寒風にさらして保存食を作る習慣がありました。でき上がったへそ大根は、翌年の夏まで保存できます。

大根を輪切りにして茹でて真ん中に串やワラを通し、約1ヵ月軒下に干して、夜凍って昼に融けることを繰り返すとできあがりです。串に刺したあとの穴が、まるでへそに見えたことから「へそ大根」と呼ばれるようになりました。

ほっきめし

「ほっき」とはホッキ貝(北寄貝)のことで、大型の二枚貝です。姿が大きく美しいことから「貝の王様」とも呼ばれます。

「ほっきめし」は、ホッキ貝を醤油ベースのタレで煮込み、煮汁でご飯を炊き込んで上に乗せたもので、ホッキ漁が盛んな山元町の代表的な郷土料理です。

山元町の磯浜漁港は、ホッキの水揚げ量が県内一を誇ります。12月から5月頃までの旬の時期、大ぶりなホッキ貝は高級寿司ネタになったり、ほっきめしになったりしています。

山元町や亘理町、仙台市内の飲食店でも食べられますが、スーパーでむき身が売られ、作り方も簡単なので家庭でもよく作られる料理です。

仙台づけ丼

「仙台づけ丼」は、東北大学大学院の堀切川教授が提案した、仙台の新名物です。

大分のアジの漬け丼にヒントを得た丼で、地元仙台で豊富に獲れるヒラメ、カレイ、スズキ、タイなどの白身魚が使われています。宮城のおいしい海鮮が気軽に楽しめる漬け丼です。

2009年、仙台寿司業組合が「牛タンに続く新しいご当地グルメを作りたい」と開発し、12店舗で宮城産の米を使った各店オリジナルの漬け丼が提供されています。

仙台厚切り牛たんのたんとろ丼

「仙台厚切り牛たんのたんとろ丼」は、2013年11月に開催された「第5回全国ご当地どんぶり選手権」に出場しました。

本場仙台の厚切り牛たんを三日三晩熟成させ、職人が一枚一枚手仕込み、手切りで提供しています。

厚切りなのに柔らかく、冷めてもおいしい牛たんをのせたどんぶりです。

凍みっぱなし丼

「凍みっぱなし丼」とは、甘辛いタレを絡めた「凍みっぱなし」を揚げ、卵でとじたカツ丼風のどんぶりです。

「凍みっぱなし」とは、豆腐を凍結・熟成させた保存食です。乾燥させた凍み豆腐と違って熟成させたままで、大崎市岩出山地域で製法が古くから伝えられています。

東北の長い冬の貴重なタンパク源とされてきた「凍みっぱなし」は、柔らかくて食べやすく、さらに凍みっぱなし丼にすることでさっくりとした食感と柔らかくジューシーな口当たりを楽しめます。

キラキラ丼

「キラキラ丼」は、地元産の海鮮をふんだんに使った、見た目も味も豪華で「キラキラ」したどんぶりです。

南三陸町の名物にするべく、2009年に町内の複数の飲食店が協働して考案し、季節ごとに旬の食材を使った「春つげ」「うに」「秋旨」「いくら」の4種類が作られました。

震災の津波で被災し、いったん提供が中止されましたが、2012年の秋には再開して復興のシンボル的存在になっています。

店舗によって、具材だけでなく付け合わせの小鉢にもこだわったどんぶりが楽しめます。

仙台長なす漬け

「仙台長なす漬け」は、すんなりと細長いなすを塩漬けや醤油漬けにした漬け物です。

「仙台なす」は、400年前の伊達藩の時代から作られた、東北の早生(わせ)品種で「紫紺長なす」とも呼ばれます。色つやがよく皮が薄い早生なので、漬物用として最適です。

柔らかく上品な味わいで、温かいご飯やお茶請け、酒のつまみにもよく合います。

仙台あおば餃子

「仙台あおば餃子」は、鮮やかな緑色の見た目がインパクトのあるグリーン餃子です。

仙台の伝統野菜である「雪菜」を、皮の材料として4割以上使い、練り込んで作られます。厚めでもちもち感があり、冷めても固くなりにくいのが特徴です。

雪菜のほか、仙台産の野菜が具材にたっぷり使われます。ヘルシーで風味豊かで、幅広い年代が楽しめる野菜餃子として人気です。

子籠鮭

「子籠鮭(こごもりざけ)」とは、室町時代、伊達氏が伊達郡を支配していた頃からある名産です。

塩漬けにしたサケの腹のなかに、塩漬けにしたサケの卵(イクラ)を入れたもので、「いれこざけ」とも呼ばれます。伊達家では正月料理の一品として作られ、徳川幕府にも献上されていました。

明治以降製造が途絶え、岩沼市の有志が再現に取り組んでいるものの、詳しい調理法がわかる資料が少なく、難しいのが現状です。

白石温麺

「白石温麺」は宮城南部の白石市の名産品で、「温麺」は「うーめん」と読みます。約10センチと長さが短く、油を使わないヘルシーな手延乾麺です。

江戸時代初期、「そうめんを食べたい」という胃がんの父に息子が作ったのが始まりで、油を使わず小麦粉と塩水だけで作られ、消化がよいのが特長です。

父はやがて全快し、息子から父への温かい思いやりを称え、白石城の片倉小十郎公が「温麺」と名付けました。その後、地場産品として奨励したといわれています。

サンマのきがき

「きがき」とは調味料の魚醤(ぎょしょう)の一種で、「サンマのきがき」は、気仙沼地域でおかずの一品や酒のつまみとして食べられています。

昔、気仙沼の本吉地方で大量に水揚げされたカツオは、ほとんど塩蔵カツオとして流通し、その塩蔵カツオの漬け汁は「きがき」と呼ばれました。

この「きがき」で大根を煮るとおいしいと評判になり、その後サンマのような鮮魚も煮るようになったといわれています。

現代は魚醤ではなく、醤油でサンマと大根を煮付けて作られています。

ホヤ酢

「ホヤ酢」は、三陸の沿岸部で養殖されているマボヤの酢の物です。ホヤは酢の物や刺身のほか、炙ったり天ぷらにしたりして食べられています。

ホヤの生産量の8割は宮城産です。「海のパイナップル」と呼ばれ、栄養素も豊富で、初夏になると水揚げされたばかりのホヤが殻付きやむき身でスーパーに並びます。

ホヤは肉厚な身と甘みが特徴で、五味(甘味、酸味、塩味、うま味、苦味)の全てを持つ食材として知られますが、時間が経つと臭みやエグみが出るので鮮度が重要です。

新鮮なホヤは、産地でしか味わえない五味と潮の香りを感じられます。

仙台雑煮

「仙台雑煮」は、江戸時代末期から食べられ、椀からはみ出すほど大きな焼きハゼに、はらこ(イクラ)、せり、ひき菜が入って彩りも美しい祝いの席の郷土料理です。

「ひき菜」とは、大根、にんじん、ごぼう、凍み豆腐などを細く千切りにしてさっと湯がいて一晩凍らせたもので、味がしみやすくなるといわれています。

松島湾で獲られたハゼを焼いて干したものでだしをひき、ひき菜や餅を入れて醤油で味をととのえて、焼きハゼ、はらこ、せりなどで彩って完成です。

正月三が日、仙台市周辺ではこの「仙台雑煮」を食べます。毎年、各家庭では年末の28日から30日にかけてひき菜を作って冷凍しておき、餅が見えなくなるほどの具材で覆って盛り付けます。

石巻焼きそば

「石巻焼きそば」は、全国で唯一の茶色い麺を使った焼きそばです。

宮城県東部の石巻市のご当地グルメとして有名な石巻焼きそばは、昭和20年代、中力粉を使用した生地を蒸して水で洗ってさらに蒸すという工程でできた「焼いてもベタつかない麺」で作られます。

二度蒸された麺は、麺に含まれる「かんすい」が変化して茶色になり、香ばしくふっくらとして、だしの吸い込みがよく、味わい深いうま味があります。

はっと汁

「はっと汁」は、宮城県北部で食べられている小麦粉でできた「はっと」を使った郷土料理で、鰹節、煮干しなどでだしをひき、野菜やきのこなどを各家庭の味に仕上げた汁物です。

はっとは、「つめいり」「つみれ」「ひっつみ」などとも呼ばれ、小麦粉に水を加えて耳たぶ程度の固さになるまで練って寝かせ、薄く伸ばしたものを茹でて作ります。

餅のように食べ方はさまざまで、はっと汁にしたり、あんこやずんだ餡と和えて食べたりしています。

400年前、厳しい年貢で満足に米を食べられなかった農民が、小麦を粉にして「はっと」を作りましたが、領主がこれをハレの日以外に食べることを「法度(禁止)」にしたため、それ以来「はっと」と呼ばれるようになったとされている郷土料理です。

ドンコ汁

「ドンコ」は、エゾイソアイナメ、チゴダラとも呼ばれる、秋から冬が旬の魚です。

主に石巻港や気仙沼港で水揚げされ、口や腹が大きく尾が細いことから「たくさん入って出て行きにくい」縁起のよい魚と言われています。

気仙沼地方ではドンコを神棚に吊るし、それを汁にして食べる風習があります。冬になると身がしまって脂がのり、身も骨も柔らかでクセがなく上品な味わいです。

ドンコは味噌と相性がよく、ドンコ汁は体を温める郷土料理として宮城沿岸部でよく食べられています。大根、にんじんなどの野菜や豆腐を加えるなど、各家庭でさまざまな作り方があります。

ナメタガレイの煮つけ

「ナメタガレイ」は、ババカレイ、インドカレイとも呼ばれ、ぬめりがあるため「滑多鰈(ナメタガレイ)」と呼ばれるようになりました。

マガレイは1尾300gなのに対し、ナメタガレイは冬になると1尾600gくらいまで成長するので食べごたえがあります。子持ちが増え、卵が黄金色をしていることから「子孫繁栄」「商売繁盛」の縁起のよい魚ともいわれます。

仙台では、大晦日から正月にかけて切り身のナメタガレイを煮付けにして食べますが、低カロリーで消化がよいので食べ過ぎることの多い年末年始に最適です。

油麩丼

「油麩」はフランスパンのように細長いのが特徴で、普通の麩にも含まれるグルテンを棒状に整えて、油で揚げたものです。「B-1グランプリ」にも出場し全国的に知られています。

油揚げや豆腐はお盆の精進料理によく使われますが、昔は冷蔵技術がなく傷みやすい食材でした。そのため、明治の末期に登米の豆腐店が油麩を考案しました。

油で揚げるので香ばしくて歯ごたえがあり、登米地方から全国に広まっていきました。

油麩丼は、かつ丼の「かつ」の代わりに油麩を使用して作ります。だし汁、醤油などの調味料を入れた煮汁に油麩を入れて卵でとじ、ご飯にのせて完成です。

あざら

「あざら」とは、白菜漬けをメヌケの「あら」と酒粕で煮込んだ、気仙沼市に伝わる郷土料理です。

メヌケとは、メバル属の海水魚のなかで体が赤く大型(体長40〜60cm以上)になるものの総称です。水深の深い場所に生息し、釣り上げられたときに水圧の急激な変化で目が飛び出すため、「目が抜け出る」ことからメヌケと名づけられています。

冬に白菜を漬け込み、春に食べられることが多い料理です。発酵して酸味が増し古漬けになった白菜と、新鮮なメヌケを酒粕で煮込むことでうま味が凝縮されます。

メヌケの漁獲量減少により値段が高騰していることもあって、最近はメヌケの代わりに赤魚がよく使用されるようです。

みょうがの葉焼き

「みょうがの葉焼き」は、小麦粉やもち米粉と、砂糖と味噌を練ったものをみょうがの葉に包んで焼いたもので、食べるときは葉をはがします。みょうがの葉の香りが移って風味豊かです。

「みょうが」は本州から沖縄まで自生する香味野菜として知られていますが、宮城では、大きくなったみょうがの葉が子どものおやつとして食べられていました。

農作業の休憩時のほか、お盆の8月13日に供えてお下がりを食べる風習があります。みょうがの葉の香りがさわやかで、素朴な甘さのあるお菓子です。

エビ餅

「エビ餅」は、用水路や沼などで獲ったヌマエビを醤油と酒で調味して、つきたての餅と絡めたものです。ヌマエビがそのまま餅に絡まっていて、見た目のインパクトが大きい餅料理です。

宮城は餅料理が豊富で50種類以上あるといわれ、特に県北地域では、エビ餅のほか小豆餅、しょうが餅、納豆餅など5〜6種類の餅料理が一度に食卓に並ぶこともあります。

紅白の見た目が美しく正月や来客時にふるまわれるエビ餅は、スーパーや道の駅でも気軽に購入できるため、普段でもよく食べられています。

ずんだ餅

「ずんだ餅」は、枝豆を砕いて作られた「ずんだ餡」を絡めた餅で、宮城を代表する郷土料理です。

「ずんだ」という名前の由来は諸説あり、豆を打つ「ずんだ(豆ん打)」を表したという説や、甚太という農夫が創作したという説などさまざまです。

緑色が鮮やかなずんだ餅は、餅料理が豊富な宮城のなかでも来客用としてふるまわれます。

かつては家族総出で作るほど、ずんだを作るには手間がかかりましたが、郷土料理として定着した現代では、ずんだ作りが体験できるツアーも開催されています。

ふすべ餅

「ふすべ餅」とは、ドジョウを焼いて乾燥させ粉にした「ドジョウ粉」におろし大根とごぼう、水を加えて熱し、醤油と唐辛子で味を付け、つきたての餅を和えたものです。

海から遠い内陸の栗原市ではヌマエビやタニシ、ドジョウなどは貴重なタンパク源で、ふすべ餅は、宮城の餅文化と栗原の食文化が結びついてできました。

栗原では煙でいぶすことを「ふすべる」といい、焼いたドジョウは囲炉裏の上でいぶして乾燥させたため、それがふすべ餅の名前の由来となっています。

寒い季節は体を温める料理として、夏は食欲増進に重宝され、ドジョウの代わりに鶏ひき肉や煮干しの粉末を使うこともあります。

いちじくの甘露煮

宮城では、加工用のいちじくが多く栽培され、一般的に甘露煮にしています。

宮城の県南地区では、加工用のいちじくである「ブルンスウィック」が栽培されています。この種を栽培しているのは、宮城を含む東北の一部のみです。

家庭では、水と砂糖とレモン汁でいちじくを煮詰めたシンプルな甘露煮が作られています。そのまま食べたり、ヨーグルトにトッピングしたり、紅茶に入れたりするアレンジも楽しめる一品です。

宮城の郷土料理の特徴

宮城の郷土料理の特徴

宮城は、西は奥羽山脈が連なる農山村地帯、東は仙台平野、太平洋沿岸部には日本有数の漁場と、山と海に恵まれた土地です。

平野部は、夏は海風で涼しく、冬は海流の影響で雪が少ないため一年を通して過ごしやすい気候で、東北地方唯一の政令指定都市である仙台市があります。奥羽山脈がある西部は、季節風の影響で比較的降雪が多いです。

そんな豊富な自然と大都市を抱える宮城の郷土料理には、次のような特徴があります。

  • 伊達政宗公が影響を与えた食文化
  • 「食材王国みやぎ」と呼ばれるほど食材に恵まれている

順番に解説します。

伊達政宗公が影響を与えた食文化

伊達政宗公といえば、仙台城を築城して城下町の仙台を反映させた武将としてあまりにも有名ですが、食通としても知られ、宮城の食文化に大きな影響を残しました。

宮城は、耕地面積の81%が水田という穀倉地帯で、これは江戸時代初期に政宗公が新田開拓と河川改修を推進したためといわれています。

政宗公が好んだとされる「ずんだ餅」は、宮城だけでなく、仙台藩の領土である福島、岩手、山形などにも伝わっており、政宗公の影響といわれています。

また、政宗公が運河建設のために亘理町を訪れた際に振る舞われた「はらこ飯」をたいそう気に入り、その後評判になりました。

「食材王国みやぎ」と呼ばれるほど食材に恵まれている

宮城は、山と海に囲まれた自然環境豊かな土地で、「食材王国みやぎ」と呼ばれるほど豊富な食材に恵まれています。

全国有数の米どころとしてササニシキやひとめぼれなどの品種も有名で、三陸沖は世界三大漁場のひとつとして知られています。

他にも、気仙沼漁港、石巻漁港、塩釜漁港など宮城には142の漁港があり、全国屈指の水揚げ量です。カツオ、サンマ、マグロ、牡蠣、ふかひれ、ホヤなどの特産物も有名です。

宮城の郷土料理をもっとおいしく食べるための味付けのポイント

宮城の郷土料理をもっとおいしく食べるための味付けのポイント

山の幸と海の幸に恵まれた食材豊富な宮城には、宮城ならではの郷土料理がたくさんあります。

「スーパーで見かけた宮城の郷土料理を自分でも作って食べてみたい」と思う人もいるかも知れません。

宮城の郷土料理をおいしく作るなら、味の決め手になる調味料にこだわりましょう。

300年以上和食を支えてきた鰹節専門店にんべんがご紹介する調味料ならば、プロの味を手軽に再現できるため、おすすめです。

びん入・木桶仕込み下総醤油(大)」は、食のプロも愛用する醤油で、全て国産原料で作られています。

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醤油が重要な油麩丼やほっきめしなど、食材が手に入ればぜひ試してみましょう。

本枯鰹節つゆの素 特撰(3倍濃厚)」は、だしが濃く、うま味の濃い味わいの郷土料理を作るのに最適です。

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魚の煮付けや「へそ大根のにしめ」のような、味を決めるのが難しい郷土料理も手軽にできます。

本枯鰹節 薫る味だし(かつおと昆布)」は、パックに入っただしで、沸騰したお湯に入れるだけでだしがひけます。

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「合わせだしをひくのは大変」という人は、ぜひお試しください。

まとめ:宮城の郷土料理を自宅でも味わいましょう

まとめ:宮城の郷土料理を自宅でも味わいましょう

宮城は、仙台という大都市を抱えながら山と海に囲まれた自然が豊富な土地で、多くの食材に恵まれています。

宮城の食材が手に入ったら、ぜひ宮城の郷土料理を自宅で作って味わいましょう。

和食の味にこだわって作られた調味料を使うことで、宮城の郷土料理を手軽においしく作れます。先ほど紹介した調味料を、もう一度紹介します。

醤油が味の決め手となる「ほっきめし」や「油麩丼」などには「びん入・木桶仕込み下総醤油(大)」がおすすめです。

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全て国産原料で作られた、おいしい醤油をぜひお試しください。

煮しめや煮付けなど、味付けが難しい料理には「本枯鰹節つゆの素 特撰(3倍濃厚)」がおすすめです。

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だしにはこだわりたいけど、合わせだしをひくのは大変という人も「本枯鰹節 薫る味だし(かつおと昆布)」を使えば手軽にできます。

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だしパックで手軽に本格的なだし汁を作りましょう。

にんべんがご紹介する調味料で、宮城の豊富な食材を活かした郷土料理を自宅で味わいましょう。

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