七夕レシピおすすめ3選!人気の定番料理や行事の由来や歴史も紹介
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七夕は1年に1度しかないので、美味しいものを食べて思い出に残る日にしたいものです。
実は七夕には、是非食べたい定番料理があります。
この記事は、300年以上の歴史を持つ鰹節専門店のにんべんが七夕に食べたい定番料理から七夕の由来や歴史を紹介します。さらに、管理栄養士が監修したオリジナルのレシピも合わせてお伝えします。
七夕をより深く楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
七夕に食べたい食べ物や定番料理!
七夕に食べたい食べ物や定番料理は、以下の2つです。
- ・そうめん
- ・ちらし寿司
なぜ定番なのかを説明します。
そうめん
そうめんは、七夕の行事食として食べられてきました。
後で詳しく紹介しますが、七夕の起源は中国とされています。中国では、麦をひねった「かりんとう」ようなお菓子「索餅(さくへい)」を7月7日に食べると神様の祟りを避けられると信じられていました。
しかし、七夕が中国から日本に入ってきたタイミングで、形が「索餅(さくへい)」に似ており、織姫の織る糸を連想できるそうめんが七夕のお供物に選ばれるようになったようです。
そうめんは、「神様の祟りを鎮める」と「先祖供養」の意味があるとされていました。
なお、「そうめんを天の川に見立て食べられた」という説もあります。
ちらし寿司
みなさんは七夕にちらし寿司を食べたことはありますでしょうか。
よくお祝い事で食べる事が多いちらし寿司を七夕で食べたことがある方もいらっしゃると思います。
実は、ちらし寿司を七夕に食べる由来は存在しないとされています。
お寿司は元々お祝い事やお祭りの際に食べる食べ物だということ、また、見た目に華やかなちらし寿司を七夕で食べる事も多いようです。
七夕の由来や歴史とは?
次に七夕の由来や歴史をお伝えしていきます。
- ・七夕の由来や歴史
- ・なぜ7月7日か
- ・笹を飾る理由
これらを知ると、七夕をより楽しめますよ。
七夕の由来や歴史
七夕の由来は諸説あります。
中国の「七夕伝説」という話が日本に入ってきたのが由来。
中国の行事の「乞巧奠(きこうでん)」が由来。
日本に元々あった「棚機(たなばた)」という行事が由来。
または上記が合わさって、現在の七夕になったと言われています。
「七夕伝説」とは、機織りの織姫(おりひめ)と牛使いの彦星(ひこぼし)が結婚したところ、二人が仕事をしなくなりました。そのことに天帝が怒り、二人を天の川の両端にわけて、1年に1度しか会えなくなったとされています。
「乞巧奠(きこうでん)」とは、機織りや裁縫の上達を祈る行事のことです。織姫にゆかりがある行事とされています。
「棚機(たなばた)」とは、若い女性が着物を羽織って豊作を祈ったり、穢れ(けがれ)を払ったりする儀式のことです。着物を編むときに使った機械も「棚機(たなばた)」と呼ばれたそうです。
なぜ7月7日か
七夕が7/7なのは、上記の「七夕伝説」が由来とされています。「七夕伝説」ついて書かれている中国の『荊楚歳時記(けいそさいじき)』という書物には、「7月7日のみ織姫と彦星が会える」という旨が書かれています。
七夕は旧暦の7月7日(8月)が本来の日とされています。この名残から、日本各地には、「尾山の七夕流し」「仙台七夕まつり」のように8月に七夕のお祭りをする場合もあります。
笹を飾る理由
笹の葉には抗菌作用があり、食べ物を腐りにくくさせるため、使用されたとされています。
また、生命の象徴ともされており、笹に短冊を飾るのは天に高く伸びる笹に短冊に願いを書くことで、願いを天に届けると考えられたからのようです。
なお、短冊はもともと絹の布でしたが、庶民に普及した際に高価な布ではなく、紙が使われるようになったとされています。
次の章からは、いよいよ七夕レシピを紹介していきます。ぜひ興味があるレシピを作ってみてください。
七夕レシピ①「七夕ちらし」
1品目は見た目も楽しめる「七夕ちらし」です。七夕用に一味違ったちらし寿司となっています。
調理時間20分:材料(4人分)
- ・ご飯1.5合
- ・白ごま 大さじ1
〈合わせ酢〉
- ・酢 30ml
- ・砂糖 大さじ1
- ・塩 小さじ1
- ・刺身用たこ 100g
- ・蒸し海老 10尾(50g)
- ・カニ風味かまぼこ 50g
- ・みょうが 2本
- ・かいわれ 1/2パック
- ・大葉 5枚
〈椎茸の甘辛煮〉
- ・干し椎茸 2個(200mlのお湯で戻す)
- ・a水100ml
- ・aつゆの素ゴールド 30ml
〈錦糸卵〉
- ・卵 2個
- ・白だしゴールド 小さじ1
- ・サラダ油 適量
作り方
⒈炊き立てのご飯をすし桶または大きめのボウルにあけ、合わせ酢をふりかけて切るように混ぜる。合わせ酢が混ざったら白ごまを加えよく混ぜ合わせる。
⒉お湯で戻した干し椎茸は戻し汁とaとともに汁気がなくなるまで煮る。粗熱が取れたら薄切りにする。
⒊ボウルに卵を割り入れ、白だしゴールドを加えよく混ぜる。薄くサラダ油をひいたフライパンで薄焼き卵を3枚焼き、細切りにする。
⒋みょうがは小口切りにして水にさらしたらざるにあげ、かいわれは長さを半分に切り、大葉は千切りにする。
⒌タコとエビは1cm角に切り、カニ風味かまぼこは食べすい大きさに割く。それぞれの具材を天の川に見立てて緩やかなS字に並べていく。食べる時は全体をよく和える。
〈調理ポイント〉
具材の魚は刺身の盛り合わせを使うと簡単で彩り豊かに仕上がります。穴子やうなぎを使っても夏らしいちらし寿司になります。
大葉やミョウガ、かいわれなどの香味野菜は独特の香りで食欲増進が期待できます。また消化を助けてくれる働きもあるとされているので、食欲がない夏にはぜひお料理と一緒に食べていただきたいです。
七夕レシピ②「お星様肉巻き」
2品目は「お星様肉巻き」です。かわいいお星様の形(五角形)が七夕らしいレシピです。
調理時間20分:材料(4人分)
- ・豚バラ肉薄切り 180g
- ・塩 2つまみ
- ・胡椒 少々
- ・オクラ 6本
- ・人参 1・1/2本
- ・ヤングコーン(水煮)6本
- ・小麦粉 大さじ1
- ・油 大さじ1/2
〈合わせ調味料〉
- ・つゆの素ゴールド 大さじ1
- ・水 大さじ1
- ・酒 大さじ1
- ・蜂蜜 小さじ1
作り方
⒈人参は皮を剥き、3cm長さに切り、耐熱容器に入れラップをし、600Wで2分30秒~3分加熱する。(使用する型のサイズに合わせて調整してください)柔らかくなったら星形にくり抜き、箸の裏などで取り出す。オクラはがくを落とす。
⒉豚肉を3枚並べ、人参・オクラ・ヤングコーンを並べきつく巻いていく。人参はヤングコーンと同じ長さになるようにいくつかつなげる。
⒊全体に塩・胡椒をし、小麦粉をまぶす。
⒋フライパンに油をひき、肉の巻き終わり部分から焼いて、肉全体に焼き色がつくまで中火で焼く。
⒌余分な油をキッチンペーパーで拭き取ったら合わせ調味料を加えとろみが出るまで肉巻きに絡めながら焼く。
⒍カットして断面を見せるように盛り付ける。
〈調理ポイント〉
断面が星になるこちらの肉巻きは七夕にピッタリの一品です。
水煮の状態で販売されているイメージが強いヤングコーンですが、5月~7月頃は生のヤングコーンが店頭に並びます。旬を迎えたヤングコーンは栄養価も高くなっています。低カロリーでビタミンも豊富ですので、ぜひ生のヤングコーンを使ってシャキシャキとした食感と独特の風味を楽しんでください。
七夕レシピ③「ミニトマトの和風マリネ」
3品目は爽やかな見た目の「ミニトマトの和風マリネ」です。わずか10分で作れるのにもかかわらず、舌を楽しませてくれる一品です。
調理時間10分(漬け時間は除く):材料(作りやすい分量)
- ・ミニトマト 15個
- ・aお酢 30ml
- ・aつゆの素ゴールド 40ml
- ・a蜂蜜 小さじ1
- ・a生姜おろし汁 小さじ1
- ・オリーブオイル 大さじ1
作り方
⒈ミニトマトは爪楊枝で穴を開ける。
沸騰したお湯にトマトを入れ、皮がむけるまで15-30秒ほど茹で、穴じゃくしなどで手早く取り上げる。ボウルに氷水を用意し、茹でたトマトを入れる。
⒉水から出したプチトマトの水気をキッチンペーパーなどでふきとり、皮をむく。
⒊容器にaを入れてよく混ぜ合わせたらオリーブオイルを加えてさらによく混ぜ、マリネ液を作る。
⒋ 湯むきしたミニトマトはマリネ液に入れて30分以上冷蔵庫で漬けてできあがり。
〈調理ポイント〉
ミニトマトはよく熟れているものよりも少し硬いものの方が皮を剥いたときに崩れにくいです。赤のミニトマトだけでなく黄色、オレンジ、緑を混ぜることで見た目がカラフルになりお子様に喜ばれます。
七夕レシピは調味料にこだわると手軽に美味しくできる
「七夕には美味しいものを食べたいけど、手間はかけたくない」という人もいるでしょう。
使う食材にこだわれば、できあがる料理はもちろん美味しくなります。しかし、食材を揃えるのは手間がかかる上に、良い食材は値段が高くなる傾向があります。
おすすめの方法は、調味料にこだわることです。調味料は料理の味のベースになるので、調味料を替えるだけでプロの味を家庭でも再現しやすくなります。
また、食材と違って、調味料は何度も使えるので、とっても便利です。
おすすめ調味料を解説していきます。
七夕レシピでも使用した「白だしゴールド」は、だしの風味に磨きをかけた上品な味わいが特徴です。
▶にんべんの白だしゴールドはこちら
「つゆの素ゴールド」は本醸造有機醤油を使用しているので、豊かな味わいを実現しています。
▶にんべんのつゆの素ゴールドはこちら
「にんべんの調味料」では、素材と製法にこだわった調味料を多数用意しています。調味料を替えるだけで、プロの料理の味に近づけることができます。
まとめ:七夕レシピで七夕を楽しく過ごそう
七夕は一生の思い出になるイベントですので、短冊に願いを書くだけでなく、1年に一度の七夕は、七夕レシピを作って楽しく過ごしましょう。
最後に、おすすめの調味料をもう一度、紹介します。
たっぷりのだし素材を使った「白だしゴールド」は、食材の旨味を引き出し、高級料亭のような味に近づけてくれます。
▶にんべんの白だしゴールドはこちら
「つゆの素ゴールド」も、たっぷりのだし素材を使用した贅沢な調味料です。上品な味わいで舌を楽しませてくれます。
▶にんべんのつゆの素ゴールドはこちら
「にんべんの調味料」は、味付けの仕上げに使えるものばかりです。塩や醤油など基礎調味料をベースに香り・旨味をバランス良く仕上げているので、料理の仕上げに少し加えるだけで、より美味しい料理に変身させることができます。
美味しい料理があると、より思い出に残り良い日になるでしょう。ぜひ、家族で思い出に残る七夕にしましょう。