鰹節の役割と代用品とは?だしパックや白だしやめんつゆの使い方を解説
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「鰹節が手元にないけど、だしを取りたい」「そもそも鰹節にどんな役割があるの?」
と思っている人もいるでしょう。
この記事では、江戸時代から続く鰹節専門店「にんべん」が、鰹節の役割や代用品について解説していきます。
この記事を読めば、鰹節が手元にない時でも安心です。
鰹節の役割を知りたい人や鰹節の代用品でだしを取りたい人は、最後までご一読ください。
鰹節の役割とは?
鰹節には、主に次の2つの役割があります。
- 栄養を摂りやすい
- 食材のうま味を引き出す
それぞれ解説していきます。
栄養を摂りやすい
鰹節は栄養を摂りやすいです。参考までに文部科学省が発表した「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を元に作られた「食品成分データベース」から鰹節の値を表にまとめました。鰹節が数多くの栄養素を含んでいることが分かります。
<鰹節100gあたりの栄養成分> | ||
エネルギー | 332kcal | |
たんぱく質 | 77.1g | |
脂質 | 2.9g | |
炭水化物 | 0.8g | |
ビタミン | ビタミンD | 6μg |
ビタミンE | 1.2mg | |
ビタミンB1 | 0.55mg | |
ビタミンB2 | 0.35mg | |
ナイアシン | 45mg | |
ビタミンB6 | 0.53mg | |
ビタミンB12 | 15μg | |
葉酸 | 11μg | |
パントテン酸 | 0.82mg | |
ビオチン | 15μg | |
ミネラル | ナトリウム | 130mg |
カリウム | 940mg | |
カルシウム | 28mg | |
マグネシウム | 70mg | |
リン | 790mg | |
鉄 | 5.5mg | |
亜鉛 | 2.8mg | |
銅 | 0.27mg | |
ヨウ素 | 45μg | |
セレン | 320μg | |
クロム | 1μg | |
モリブデン | 1μg | |
コレステロール | 180mg | |
食塩相当量 | 0.3g |
骨の発達に役に立つとされるビタミンD、疲労回復に役立つと言われるビタミンB1などのビタミンを多数含んでいます。
また、体の機能を維持するとされるミネラルも含んでいます。
さらに、鰹節は必須アミノ酸も含んでいます。必須アミノ酸は、人体では合成できないため、食品からしか摂れない栄養素です。体の調子を整えてくれることが期待できます。
<鰹節100gあたりの必須アミノ酸> | |
イソロイシン | 3.6g |
ロイシン | 5.9g |
リシン(リジン) | 6.7g |
トレオニン | 3.8g |
バリン | 4.1g |
トリプトファン | 0.96g |
メチオニン | 2.2g |
ヒスチジン | 5.7g |
フェニルアラニン | 3g |
なお、鰹節の栄養素については、以下の記事でより詳しく解説しています。興味がある人は、本記事と併せてお読みください。
食材のうま味を引き出す
鰹節は、食材のうま味を引き出す役割も持っています。「イノシン酸」といううま味成分を豊富に含んでいるので、鰹節を使うとうま味を感じやすくなります。
また、昆布と一緒に使うことで、昆布に含まれるうま味成分のグルタミン酸によって、「うま味の相乗効果」と呼ばれる現象が起こり、うま味が飛躍的に増すとされています。
なお、鰹節だけでも食材の味付けができるので、余計な塩分を使う必要がありません。そのため、減塩効果も期待できます。
鰹節がない時の代用品と使い方
鰹節がない時の代用品は、以下の5つです。
- だしパック
- めんつゆ
- 白だし
- 顆粒だし
- 煮干し
それぞれの使い方を解説していきます。
だしパック
だしパックは簡単にだしが取れる商品です。鰹節を使っているだしパックなら、鰹節だしを取ることができます。
紅茶のティーパックのように水やお湯にだしパックを浸すだけでだしが取れます。だしパックの使い方は、以下の通りです。
- 鍋に水を張り、湯を沸かす
- だしパックを入れて3分から5分煮出す
- だしパックを取り出す
- 取っただしを料理に使う
だしパックを絞ってしまうと「えぐみ」が出てしまうので、絞らないように注意してください。濃いだしを取りたい場合は、水量は同じか1.25倍にして、入れるだしパックを2袋にしてみましょう。
だしパックの使い方は、次の記事でより詳しく解説しています。だしパックを上手に使いたい場合は、活用してください。
めんつゆ
めんつゆにも鰹節等のうま味成分が含まれているため、鰹節の代わりになります。
濃厚タイプのめんつゆをストレートのままで使うと味が濃いため、水で薄めて使いましょう。
白だし
白だしは、白醤油やみりん、砂糖等と鰹節を合わせて作られている調味料です。
こちらも鰹節を使っているため、鰹節の代わりになります。めんつゆに比べるとまろやかな味わいですが、こちらも料理にあわせて薄めて使いましょう。
顆粒だし
顆粒(かりゅう)だしは粒状の調味料です。お湯に溶かすだけで簡単にだしを取れます。
使いたい料理にあわせて濃さを調整しましょう。
煮干し
煮干しは鰹節と同じくうま味成分の「イノシン酸」を含んでいます。鰹節がカツオから作られるのに対して、煮干しはカタクチイワシやマイワシやイカナゴなど、さまざまな魚から作られます。
なお、東日本では「煮干し」と呼びますが、西日本では「いりこ」と呼びます。
煮干しのだしを取る時は、以下の手順で行います。
- 頭とはらわたを取り除く
- 水に30分間浸す
- 沸騰させて、10分ほど煮込む
- キッチンペーパーでこせば完成
鰹節の代用品にもなる調味料にもこだわりたいなら?
「せっかく料理を作るなら、できるだけおいしい料理を食べたい」
「鰹節の代用品にもなる調味料にもこだわりたい」
と思っている人もいるでしょう。
調味料は料理の味のベースとなるので、調味料を変えるだけで、料理の味をよりおいしくできます。
「だしパック」や「白だし」など名称が同じでも製造している会社によって素材や製法が異なるため、味にも違いが出ます。
鰹節の代用品にもなる調味料にこだわりたいなら、鰹節専門店「にんべん」の調味料を使うのがおすすめです。にんべんは、厳選した素材と職人技を活かした製法で調味料を作っています。
ここではにんべんの代表的な3つの商品をお伝えします。すべて購入する必要はありませんので、興味を持ったものから味わってみてください。
「本枯鰹節薫る味だし(かつお)」は、メディアでも話題のだしパックです。
▶にんべんの「本枯鰹節薫る味だし(かつお)」はこちら
鰹節専門店としての職人技で選別した本枯鰹節を使用しています。風味保持製法によって、削りたての鰹節だしの味と香りを活かしています。
「つゆの素500ml(3倍濃厚)」はだしと醤油にこだわって作った万能調味料です。
▶にんべんの「つゆの素500ml(3倍濃厚)」はこちら
鰹節と昆布のだしを使っているため、風味・コク・うま味を味わえます。鰹節と昆布という素材にあわせて、別々にだしを抽出してから製造しています。
「白だしゴールド 500ml」はリニューアルしてより、だしの風味に磨きをかけました。
▶にんべんの「白だしゴールド 500ml」はこちら
だしの素材をぜいたくに使っているので、リッチな味わいを実現しています。
まとめ:鰹節の役割と代用品を覚えておいしい料理を楽しみましょう
鰹節には以下の2つの役割があります。
- 栄養を摂りやすい
- 食材のうま味を引き出す
しかし、鰹節がない時の代用品の使い方を覚えておけば安心です。鰹節の代用品になるのは以下の5つです。
- だしパック
- めんつゆ
- 白だし
- 顆粒だし
- 煮干し
鰹節の役割と代用品の使い方を覚えておいしい料理を楽しみましょう。
なお、鰹節の代用品には、300年以上の伝統を持つ鰹節専門店「にんべん」の商品がおすすめです。
最後にもう一度にんべんの商品を紹介します。興味があるものがあれば、お試しください。
「本枯鰹節薫る味だし(かつお)」は、手軽に本格的なだしが取れるので便利です。
▶にんべんの「本枯鰹節薫る味だし(かつお)」はこちら
杉樽仕込みの特選下総醤油、クリスマス島の天日海水塩、厳選本枯鰹節などで作っています。素材になるべく熱をかけない乾燥法を採用しているので、上質な味や香りを楽しめます。
「つゆの素500ml(3倍濃厚)」は、鰹節だしと昆布だしと本醸造特級醤油を使った万能調味料です。
▶にんべんの「つゆの素500ml(3倍濃厚)」はこちら
素材と製法にこだわって作っているので、豊かな風味・コク・うま味を味わえます。これ1本でさまざまな料理の味を仕上げることができる便利な商品です。
「白だしゴールド 500ml」はたっぷりのだし素材と本醸造有機醤油で作った白だしです。
▶にんべんの「白だしゴールド 500ml」はこちら
香り高く豊かな味わいで料理をワンランク上のおいしさにしてくれます。
鰹節がない時でも、代用品を使っておいしい料理を楽しみましょう。