だしパックを使ったおいしいだしのオススメの取り方
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だしパックの「美味しいだし」の取り方・無駄のない使い方
基本の取り方
1.鍋に水を張り、湯を沸かす
規定の分量の水でお湯を沸かしだしパック1袋を鍋に入れましょう。お湯に入れた瞬間から、ジワジワと美味しいだしが出始めます。
2.既定時間煮出す
沸騰させないようにしながら中火で3~5分煮出してください。沸騰したら火を弱め、パックが浮いてくるようなら、時々箸やお玉で沈めると良いでしょう。
3.だしパックを取り出す
煮出し終わったら火を止めます。だしパックをそのまま入れておくと風味が落ちるため、すぐに取り出しましょう。取り出すときにはパックを絞らないようにしましょう。
4.取っただしを料理に使う
味噌汁、お吸い物、茶わん蒸しなどに向いています。そのまま、飲んでも美味しいでしょう。
・濃いだしの取り方
濃いだしを取りたい時は、水の量はそのまま(もしくは1.25倍程度に増やす)にしてパックの量を2袋にしてみましょう。好みに応じて分量を調節してください。煮出す方法は、基本的な取り方と一緒です。濃いだしは、煮物、おでん、うどん・そばの麺つゆなど、やや味付けの濃い料理に向いています。
だしパックの「水出し」「レンジ出し」とは?
ここまでだしパックの使い方をご紹介してきましたが、他にも「水出し」する方法や「レンジ出し」と呼ばれる方法があるのをご存知でしょうか?
鍋や火を使わずにだしが取れるので、時間のない人や手軽な方法を探している人はぜひ参考にしてください。
・水出し
水出しは、だしパックを水につけた状態で、冷蔵庫で一晩おいてだしを取る方法です。
時間にすると6時間以上つけておいたら完成します。
使用する容器はなんでもOKですが、麦茶を水出しするポケットがついているポッドがおすすめです。
手間と時間はかかりますが、火を使って煮出す方法に比べて、水出しする方法は時間をかけて旨味を抽出できるため、あっさりとより上品な出汁に仕上がります。
・レンジ出し
レンジ出しと呼ばれる方法は、電子レンジを使って数分でだしを取る方法です。火を使う方法に比べて短い時間でできます。
方法はとても簡単で、耐熱容器に水350ccを張り、だしパック1袋を入れます。電子レンジの500Wのなら4分、600Wの場合は3分半加熱すれば完成です。
レンジ出しで取っただしを使う場合は、水やお湯でお好みの濃さに調整してから使うようにしましょう。
だしパックの中身の意外な使い方
だしを取るのにとても便利なだしパックですが、だしを取るだけに留まらず調味料や料理の素材としても活躍してくれます。だしぱっくの中身の意外な使い方をご紹介していきます。
・ふりかけ
だしパックの中身をご飯や卵かけご飯に直接かけるふりかけとして使うとより美味しく食べられます。
・調味料として
また、野菜炒めやチャーハン、焼きそばを炒めているときにふりかけて、調味料の1つとしてプラスすると味わいに深みが出て一味違う料理に仕上がります。
・素材の1つとして
卵焼きやハンバーグ、お好み焼き、カレー、餃子の具として混ぜ入れてもいいでしょう。いつもの料理と違う味に仕上がり、だしの味が滲み出た逸品を楽しめます。
※だしパックの中には、中身が使用できないものもありますので、必ず商品の注意表示を確認してからご使用下さい。
だしパックで取っただしの保存方法
・だしの保存方法①冷蔵保存
取っただしは必ず冷蔵庫に保管しておきます。基本的には当日中に使い切るようにして下さい。
・だしの保存方法②冷凍保存
冷蔵庫で保管するより、もっと長く保管したいと言う人は冷凍保存を活用してみましょう。
冷凍保存する場合は、製氷機でブロックの氷を作る要領で、だしをブロック状に凍らせておきます。
ブロック状に凍らせておくと、一人分だけ使いたい、多めに使いたいといったように、使いたい分に合わせて使用することができるからとても便利です。
だしパックを買う人は増えている
・使いやすさが魅力のだしパック
「簡単に本格的な味わいを出せる」ことがだしパックの大きな特徴です。かつお節などの素材を直接、鍋で煮出すやり方は、本格的で美味しいだしが取れます。しかし、だしを取り終わってから行うスープを濾すなどの作業に対して、簡単にできる方法はないかと考える方もいるでしょう
だしパックなら、素材が最初からパックに詰められているため、だしを取った後はパックを取り出すだけで大丈夫です。スープを濾す必要がなく、煮出すだけで美味しいだしがしっかりと取れます。つまり素材からだしを取る「美味しさ」と、顆粒だしのような「手軽さ」という両方の良いところを併せ持っているのが、だしパックなのです。
・旨味が過食を防ぐ
だしに含まれる旨味成分は、脳を刺激して満足感を高めると言われています。昆布などに含まれる旨味成分であるグルタミン酸というものがあります。グルタミン酸を含む食事を摂取した後は、そうでない食事に比べて満腹感が続きやすいという報告もありました。これは、かつお節などに含まれるイノシン酸についても同様です。
つまり少量の食事でも満足感が高まり、食べ過ぎや間食を防ぐことが期待できるでしょう。この効果は、香りによって働きがアップするため、温かいだしを用いるのがおすすめです。食前に温かいだしを飲んで過食を防ぐというダイエットも近年注目されています。
・だしは減塩の強い味方
生活習慣病などの予防のために、減塩を心がけている方も多いでしょう。しかし、ただ塩分を減らしただけの料理は、どこか物足りなく感じるものです。そんな時にも、だしに含まれる「旨味」が強い味方となってくれます。
旨味を加えた料理は、「美味しい」と感じやすいとされています。実際、2~3割減塩した料理に旨味を加えたものと加えないものを比べた結果、旨味がある方を「美味しい」と感じた人が多かったという報告もあります。普段だしをあまり使わず濃い調味料に頼った食生活をしていた人こそ、だしを使って美味しさを損なわない料理で無理なく減塩していきましょう。