薬味とは?意味や種類ごとの効能・特長やおすすめのレシピを一覧で紹介!
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「薬味(やくみ)という言葉は聞くけど、どんな役割があるの?」
「薬味の種類には何があるの?」
と疑問に思っている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、薬味の意味や種類について解説していきます。
薬味を使ったおすすめのレシピもあわせてお伝えします。
薬味に興味がある人、薬味を使ったおいしい料理を食べたい人は、ぜひ参考にしてください。
薬味とは?意味を解説
薬味とは、料理に少量加える香辛料や香味野菜(料理の香りや味を引き立てるために使う野菜)のことを指します。
「薬味」という言葉の語源には、「薬草として使われていたから」という説や、「役に立つから」といった説があります。いずれの説にしろ、薬味は私たちにとって「よいもの」と考えられているようです。
薬味によっては、以下の効果があるといわれています。
- 食欲増進
- 臭みを抑える
- 殺菌作用で食中毒を防止する
ほかにも、体を温めたり消化を助ける効用もあるので薬味には薬としての効果も期待されています。
薬味は麺類、鍋物や刺身など幅広い料理に使われます。
また、薬味があることで、料理の味を自分の好みに合わせて手軽に変えることが可能です。
ネギやワサビなどが薬味の代表例です。他にも薬味には多くの種類があるので、効果・効能とあわせて、次章で詳しく解説します。
薬味の種類ごとの効能・特長
薬味の種類と効能・特長をお伝えします。
- 生姜
- ワサビ
- ミョウガ
- ネギ
- 三つ葉
- ゆず
- 大葉(青じそ)
- 大根
- ニンニク
- 唐辛子
- 辛子(和からし)
- 海苔
- 鰹節
ぜひ参考にしてください。
生姜
生姜(しょうが)には強い香りと辛みがあります。香りには「シネオール」という成分が含まれており、食欲増進の効果があると考えられています。また、辛み成分は「ジンゲロン」や「ショウガオール」で、「ジンゲロン」には抗菌作用があるといわれています。
馬刺しやカツオのたたきなどに薬味として使うと、さっぱりした味わいを楽しめます。
ワサビ
ワサビに含まれる「アリルイソチオシアネート(アリルからし油)」には、殺菌作用や抗酸化作用、血流改善作用などがあるといわれています。
刺身を食べるときには、欠かせない薬味で、海外の方にも人気です。
ミョウガ
ミョウガの香りには「アルファピネン」という成分が含まれており、これには食欲増進や血行促進、発汗作用などの効果があります。
シャキシャキとした食感と清涼感に加え、独特の辛味があります。湯豆腐やそうめんなどの料理でよく使われます。
ネギ
ネギには、独特の香りと辛みの素となる「硫化アリル」という成分が含まれており、ネギを刻むことで揮発性の「アリシン」となります。この成分は免疫効果が期待できるほか、殺菌・抗菌作用があり、脂肪の燃焼を促進するとされています。
ネギは薬味として、丼ものから麺類、鍋物などのほか、家庭でも味噌汁などに入れるなど幅広い料理に使われます。
三つ葉
三つ葉にはいくつかの種類があり、一般的に食べられているのは「糸三つ葉」と呼ばれるものです。三つ葉が含んでいる「クリプトテーネン」という成分には、食欲増進や消化促進に加え、不眠症の改善にも効果があるといわれています。
お吸い物や親子丼に添えるほか、混ぜご飯や和風パスタのアクセントにも使え、幅広い料理で活躍します。
ゆず
ゆずはビタミンCやクエン酸を豊富に含んでおり、疲労回復の効果が期待できるとされています。
ゆずの皮を細く刻んだ薬味を茶碗蒸しやふろふき大根の上にのせると、爽やかな香りで料理の風味が増し、目にも鮮やかで食欲をそそられるでしょう。地域によっては、お雑煮やうどんにも添えられます。
大葉(青じそ)
大葉は「ぺリルアルデヒド」という成分を含んでおり、強い殺菌効果や防腐効果があるといわれています。
そのため、必ずといっていいほど、お刺身や海鮮丼に添えられています。
大根
大根はすりおろすと「アリルイソチオシアネート」という成分が生成されます。アリルイソチオシアネートには、胃もたれの予防や腸の働きを助ける効果があるとされています。
薬味としてすりおろした大根を料理にのせれば、また一味違った風味を楽しめるでしょう。
ニンニク
生のニンニクには「アリイン」という成分が含まれており、ニンニクを刻んだり潰したときに香り成分「アリシン」に変化します。これは抗菌・殺菌効果に加え、疲労回復の効果が期待できるとされています。
肉や魚など幅広い食材に添えられるほか、ラーメンを食べるときにニンニクを薬味として使う人も多いでしょう。
唐辛子
唐辛子に含まれる「カプサイシン」には、食欲増進や血流改善の効果があるとされています。
唐辛子を加えることで、鍋や麺類にアクセントを加えられます。
辛子(和からし)
辛子にはワサビと同じ「アリルイソチオシアネート(アリルからし油)」という成分が含まれており、強い殺菌作用があるといわれています。
意外と知られていませんが、辛子は「からし菜」という植物の種子から作られています。
納豆やおでんの薬味として活躍するでしょう。
海苔
海苔には「タウリン」という成分が含まれており、肝機能を高める効果があるといわれています。
麺類や丼ものには欠かせない存在です。
鰹節
鰹節には「イノシン酸」といううま味成分が含まれています。
さらに、ビタミン、ミネラルや必須アミノ酸も含んでおり、とても健康的な食材です。
和え物や冷奴、お好み焼きなど、さまざまなものにかけて食べられます。
薬味に加えて調味料にもこだわるのが大切
「より料理の味にこだわりたい」という人は、調味料にもこだわるのがおすすめです。
なぜなら、調味料は料理の味を大きく左右するからです。
調味料にこだわるだけで、手間を増やさずにいつもの料理がもっとおいしく仕上がります。
また、調味料は一度用意すれば、複数回使えるので、経済的です。お気に入りの調味料を揃えておけば、料理がもっと楽しくなるでしょう。
鰹節専門店のにんべんは、300年以上にわたり和食を支えてきました。にんべんの商品はプロの料理人からも高い評価を得ており、おすすめです。
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薬味を使ったおすすめのレシピ
「薬味を使ったレシピを知りたい」という人もいるでしょう。
そこでこの章では、薬味を使ったおすすめのレシピを紹介します。
- 香り納豆のぶっかけそば
- 冷製スープそうめん
- たっぷり鰹節と鶏の混ぜうどん
- 鰹のたたきの冷製パスタ
- 野菜たっぷりひつまぶし
- 香りいわしの冷奴
気になった料理があれば、ぜひ試してみてください。
香り納豆のぶっかけそば
香り納豆のぶっかけそばは、ミョウガ・大葉を使ったそばです。トマトとひきわり納豆と「白だし」が舌を楽しませてくれる一品です。
用意するもの(2人分)
- そば(乾) 200g
- ひきわり納豆 2パック
- トマト 1個
- きゅうり 1/2本
- ミョウガ 2本
- 大葉 3枚
- (A)白だし 大さじ2
- (A)水 300ml
作り方
- ひきわり納豆は軽く混ぜる。トマトは5mmの角切りにする。きゅうり、ミョウガ、大葉はみじん切りにする。(A)はあわせておく。
- そばはパッケージの表示通りに茹で、冷水に取ってから水気をしっかりと切る。
- 器に2.のそばを盛りつけ、1.の野菜類、ひきわり納豆を彩りよくのせる。食べる直前に(A)を回しかける。
冷製スープそうめん
冷製スープそうめんは、だしで作る爽やかなそうめんです。だしがきいており、豊かな風味を楽しめます。大葉がアクセントになっています。
用意するもの(2人分)
- そうめん 2束
- きゅうり 1/2本
- ミニトマト 6個
- ツナ缶 1缶
- 大葉 2枚
- つゆの素 大さじ4
- (A)ぎゅ~っとポーションだし 1個
- (A)水 200ml
作り方
- ミニトマトはヘタを取り半分に、きゅうりは一口大に切る。
- ボウルに1.とツナ缶、つゆの素を入れて和え、5分程おく。
- そうめんは茹でて冷水でしめて水気を切り、半量ずつ深めの皿に盛り付け、2.とせん切りにした大葉を半量ずつのせる。2.で和えたつゆもかける。
- (A)を合わせて半量ずつ3.の上からかける。
たっぷり鰹節と鶏の混ぜうどん
たっぷり鰹節と鶏の混ぜうどんは、夏場でもおいしく召し上がれるメニューです。鶏もも肉やレモン、鰹節とつゆの素ゴールドが爽やかな味わいを実現。暑い日に最適です。
用意するもの(2人分)
- うどん 2玉
- ねぎ 2/3本
- 鶏もも肉(唐揚げ用) 8切れ
- レモン 適宜
- かいわれ大根 適宜
- つゆの素ゴールド 大さじ2
- 削り節 適量
作り方
- ねぎは斜め薄切りにし、水にさらす。鶏もも肉(唐揚げ用)はあらかじめ茹でておく。
- うどんは表示通りに茹でて水気を切ったあと、1人前ずつ器に盛り、水気を切った1.とくし切りにしたレモン、かいわれ大根をそれぞれのせる。
- 2.につゆの素ゴールドを大さじ1ずつ、ラー油(分量外)をお好みでかけたあと、鰹節をたっぷりかける。
鰹のたたきの冷製パスタ
鰹のたたきの冷製パスタは、鰹のたたきを使った冷製パスタです。大葉とおろししょうが食欲をそそり、暑い夏でもおいしく食べられるでしょう。
用意するもの(1人分)
- スパゲッティ 90g
- 鰹のたたき 70g
- おろししょうが 小さじ1
- 大葉 3枚
- ぎゅ~っとポーションだし 1個
- しょうゆ 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
作り方
- 鰹のたたきを厚さ5mmのうす切り、大葉を細切りにする。スパゲッティは袋の表示時間通りに茹でる。
- ボウルにぎゅ~っとポーションだしとサラダ油を混ぜ合わせておく。スパゲッティが茹で上がったら冷水でしめ、水気をよく切る。
- 2.のボウルにスパゲッティを入れて和え、皿に盛り付ける。
- 3.の上に大葉、鰹のたたき、おろししょうがをのせ、全体にしょうゆをかける。※お好みでおろしにんにくをのせてお召し上がりください。
野菜たっぷりひつまぶし
野菜たっぷりひつまぶしは、野菜を一度にたくさん食べられる健康的なひつまぶしです。「白だし」やミョウガがうなぎの風味を引き立てます。
用意するもの(2人分)
- うなぎの蒲焼き 1枚
- 付属のタレ(お好みで) 適量
- トマト 1/4個
- さやいんげん 3本
- ミョウガ 1個
- きゅうり 1/4本
- ごはん 丼2杯分
- (A)白だし 大さじ2
- (A)水 2カップ
- 刻みのり 適量
- 柚子胡椒 適量
作り方
- うなぎの蒲焼きはお好みで添付のタレをからめ、オーブントースターなどで香ばしく焼き、1cm幅に切る。トマトときゅうりは7mmの角切りにする。さやいんげんはさっと塩茹でして、7mm幅の小口切りにする。ミョウガは粗みじん切りにする。
- 鍋に(A)を入れて温める。
- 丼にごはんを盛り、うなぎの蒲焼き、1.を彩りよくのせる。刻み海苔、柚子胡椒などを添え、食べる直前に丼へ2.を注ぎ入れる。
香りいわしの冷奴
香りいわしの冷奴は、簡単に作れて、深みのある味わいを堪能できます。ミョウガ、大葉、いわしのお刺身や「白だし」が組み合わさって、豆腐を絶品料理に変身させます。
用意するもの(2人分)
- いわし(刺身用) 50g
- 絹ごし豆腐 1/2丁
- ミョウガ 1本
- きゅうり 1/4本
- 白炒りごま 小さじ1
- 白だし 大さじ2
- 大葉 5枚
作り方
- いわしは細切り、豆腐は半分に切る。ミョウガ・きゅうりはみじん切り、大葉はせん切りにする。
- 器に豆腐を盛りつけ、いわし・ミョウガ・きゅうりをのせる。白だしを回しかけて白炒りごまをふり、大葉を飾る。
まとめ:薬味と調味料を使って料理をより楽しみましょう!
お伝えしてきたように、薬味によっては以下の効果があるとされています。
- 食欲増進
- 臭みを抑える
- 殺菌作用で食中毒を防止する
さらに、同じ料理でも、薬味を使うことで味を変化させたり、新しい魅力を発見できます。
「少しアクセントがほしい」
「いつもと違う味を楽しみたい」
というときに、薬味は活躍してくれます。
鰹節専門店のにんべんでは、江戸時代から和食の味を支えてきました。にんべんのこだわりの商品は、以下のとおりです。
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豊かな風味と上質な味わいを料理に与える商品です。
「つゆの素ゴールド(3倍濃厚)」を使うだけで、高級料亭のような味に近づけられます。
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食材の味を引き出す調味料なので、ご家庭に1本あると便利です。
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血合いを含んだ本枯節を使っているので、強いコクを感じられます。
薬味やにんべんの調味料を使って、よりおいしく料理を味わいましょう。