まずは、引き出物に鰹節を用いる意味や理由を解説していきましょう。鰹節を用いる理由としては、以下があります。

• ・縁起物
• ・保存が利く
• ・和食に幅広く使える

それでは、1つずつ理由をお伝えします。

縁起物

鰹節が引き出物に用いられる理由は、縁起物だからです。鰹節は、さまざまな縁起物と関わりがあり、結婚式の引き出物など、お祝い事の贈答品として選ばれています。

鰹節が、縁起物として扱われる理由は2つあります。

1つ目の理由は「鰹節の形」です。スーパーや料理でよく目にするのは「削り節」の状態ですが、削る前は大きな節となっています。鰹節は、鰹を3枚下ろしにしたあとに、半身を「雄節（背節）」「雌節（腹節）」の2本に分けることから、夫婦をあらわしていると言われています。

また、「雄節」と「雌節」を重ね合わせた節は「亀節」と呼ばれ、亀にあやかり、長寿のお祝いに贈られています。

縁起物とされる2つ目の理由は「縁起のよい当て字がある」ことです。例えば、以下のような「鰹節」に関する当て字があります。

• ・勝男武士（かつおぶし）……男性の強さを表す
• ・松魚節（かつおぶし・まつおぶし）……松の木の年輪に似ていることから
• ・堅魚節（かつおぶし）……硬い食品であることから、絆のかたさを表す
• ・鰹夫婦節（かつおぶし）……夫婦円満を表す

特に「鰹夫婦節」や「堅魚節」は、夫婦関係にまつわる縁起のよい当て字です。鰹節が、結婚式の引き出物として選ばれるのも納得できますね。

保存が利く

鰹節を引き出物に入れる2つ目の理由は「保存が利くこと」。鰹節は、水分の含有量が少ないため、日持ちするのが特徴です。日持ちすることから「末永い幸せ」という意味が込められ、お祝い事に贈られています。

結婚式の引き出物として贈る鰹節は、なるべく日持ちするものを選ぶとよいでしょう。削り節が入ったフレッシュパックの商品を選べば、製造から1年間美味しさを保つものもあります。日持ちし、持ち帰りやすいことから結婚式にふさわしい品といえます。

和食に幅広く使える

鰹節を引き出物に用いる3つ目の理由は「和食に幅広く使える」からです。鰹節は、和食のベースとなります。例えば、以下のような料理に使われています。

• ・味噌汁や煮物のだし
• ・薬味やトッピング
• ・和え物
• ・ご飯のお供
• ・おにぎり
• ・揚げ衣

年齢問わず食べられる上に、幅広い料理に使えるため、無駄になることがありません。うま味の元となるイノシン酸や、体内で作れない必須アミノ酸なども含まれ、栄養価が高い食品です。

うま味が強い鰹節を使えば、料理の味が整うので、減塩にもつながります。鰹節は、健康を願って贈るプレゼントとしても、おすすめです。

鰹節に含まれる栄養について知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

鰹節に含まれる栄養素について徹底解説！役割や特徴について

結婚式の引き出物は、記念の品物と引菓子、縁起物の3つを贈ることが多く、割り切れない数になるように、3・7・9の品数を贈るのが一般的です。

引き出物の金額相場は、記念の品物は、ご祝儀の10％程度が一般的で、引菓子や縁起物は、1,000円程度と言われています。そのため、縁起物として入れられる鰹節は、1,000円程度の商品を選ぶといいでしょう。

鰹節専門店であるにんべんがお伝えする、鰹節を選ぶときのポイントは、以下の3点です。

• ・素材と製法にこだわっているものを選ぶ
• ・鰹節専門店の鰹節を選ぶ
• ・包装に高級感がある物を選ぶ

引き出物に相応しい、鰹節の選び方を詳しく解説します。

素材と製法にこだわっているものを選ぶ

鰹節の選び方のポイント1つ目は「素材と製法にこだわりがあること」です。贈り物には、素材や製法にこだわって作られているものを選ぶとよいでしょう。

例として、こだわりのつまった「にんべん」の鰹節の作り方を紹介します。にんべんの鰹節が食卓に届くまでには、以下の工程があります。

1. 水揚げ
2. 生切り
3. 籠立て
4. 煮熟（しゃじゅく）
5. 骨抜き
6. 水抜き・焙乾（ばいかん）
7. 修繕
8. 間歇焙乾（かんけつばいかん）
9. 削り
10. カビ付け
11. 日乾
12. 本節・亀節
13. 完成・出荷

職人による手作業も多い鰹節。完成まで、数カ月から半年かかります。漁獲時期によって、脂肪量が変わってくるため、鰹節に最適な鰹を選定しなければいけません。鰹節を作る工程のなかで、特に「煮熟」と「日乾」は、職人の目利きで味に違いが出る重要な点です。

感謝の気持ちを伝える引き出物は、こだわりのある上質な鰹節を選びましょう。熟練の職人が目利きし、こだわりの製法で作られた鰹節を選ぶと安心です。

鰹節専門店の鰹節を選ぶ

鰹節の選び方のポイント2つ目は「鰹節専門店の鰹節」であることです。鰹節は、さまざまなメーカーで販売されているので、選ぶのも迷ってしまうものです。

引き出物には、風味が豊かで上質な鰹節を贈るといいでしょう。特に、歴史の長い鰹節専門店の鰹節を選ぶのが、おすすめです。専門店の鰹節を選べば、品質も高く、幅広い年代の方に満足いただけます。

鰹節専門店にんべんは、300年以上の歴史があります。江戸時代から鰹節を通じて日本の食卓を支えてきました。

酸化しやすい削り節を削りたてのおいしさを保ったまま、小分け包装する技術「フレッシュパック」も開発しました。鰹節作りは、昔に比べて、機械での加工が進んでいますが、にんべんでは鰹の状態に合わせて鰹節職人が目利きし、丁寧に作られることで、品質の高い鰹節を扱い続けています。

鰹節専門店の鰹節であれば、引き出物として最適です。

包装に高級感がある物を選ぶ

鰹節の選び方のポイント3つ目は「包装に高級感があること」です。結婚式の引き出物は、包装も重要なポイントです。引き出物を選ぶ際には、相手への敬意や感謝の気持ちを込めて、華やかで高級感のある物を選びましょう。

価格も、引き出物の縁起物の相場価格と同じく1,000円程度のため、予算範囲内で重厚感がある商品を探している方に、おすすめです。にんべんでは、引き出物に最適な包装の商品を数多く用意しています。

贈る相手に感謝の気持ちを伝えるには、見た目も大切です。結婚式は、幅広い年齢層のゲストが参加するため、どの年代にも喜ばれる、高級感のあるものを選ぶとよいでしょう。

これまで、鰹節を引き出物に入れる理由や、引き出物に最適な鰹節の選び方について紹介してきました。引き出物に入れる鰹節選びのポイントは、以下の通りです。

• ・素材と製法にこだわっているものを選ぶ
• ・鰹節専門店の鰹節を選ぶ
• ・包装に高級感がある物を選ぶ

創業300年以上の歴史を持つ鰹節専門店にんべんなら、引き出物にピッタリな鰹節を見つけられます。

例えば、結婚式の引き出物に、おすすめなのが「かつお節削りぶし フレッシュパックゴールド詰合せ」です。

▶にんべんのかつお節削りぶし フレッシュパックゴールド詰合せはこちら

1,350円(税込)、のし対応可能、製造日より1年（開封前）

上質な本枯鰹節から贅沢に血合い肉部分を取り除き、丁寧に作り上げています。糸削りとソフト削りが１パックずつ入っていて、風味や味わいの違いを楽しんでいただける点も喜ばれています。ホワイトとゴールドの高級感がある包装なので、特に上司や親族向けに「伝統的な縁起物」を贈りたい方には相性がよいです。

また「本枯鰹節フレッシュパック詰合せ」も引き出物として選ばれています。

▶にんべんの本枯鰹節フレッシュパック詰合せはこちら

1,404円(税込)、のし対応可能、製造日より1年（開封前）

上品な味わいの本枯鰹節のフレッシュパックが16袋入った商品です。1袋2.5グラムとなっているので、さまざまな料理に使いやすく、鰹節のうま味を日々の食卓で味わっていただけます。どのような方にも喜ばれる、贈る人を選ばない引き出物です。

鰹節は、形や名前など縁起の良いものに例えられることが多く、結婚式の引き出物など、お祝い事に最適です。鰹節は、料理での用途も多く、和食のベースとなります。鰹節のうま味を活用すれば、減塩にもつながるため、相手の健康を願って贈られることもあります。

結婚式という特別な1日をおもてなししたい方は、引き出物に縁起物である鰹節を入れて、感謝の気持ちを伝えましょう。

引き出物には、贈る方を選ばない、どのような方にも喜ばれる「かつお節削りぶし フレッシュパックゴールド詰合せ」がおすすめです。

▶にんべんのかつお節削りぶし フレッシュパックゴールド詰合せはこちら

1,350円(税込)、のし対応可能、製造日より1年（開封前）

半年ほどかけて作られる本枯鰹節から贅沢に血合いを取り除いているので、クセがなく、上品な味わいがあります。また、高級感のある包装なので、贈る方におもてなしをしたい方に選ばれている商品です。

長く楽しんでもらいたい、幅広い料理に使ってもらいたい方には「本枯鰹節フレッシュパック詰合せ」を選ぶといいでしょう。

▶にんべんの本枯鰹節フレッシュパック詰合せはこちら

1,404円(税込)、のし対応可能、製造日より1年（開封前）

上品な味わいの本枯鰹節が楽しんでいただける商品です。本枯鰹節のフレッシュパックが16袋入っているので、日々の食卓を彩ってくれます。小分け袋で食べやすい鰹節のため「普段料理をしない」という方にもおすすめです。

お世話になっている方のために、ぜひ引き出物に鰹節を贈ってみてはいかがでしょう。