・仕上げ節　…　本節とも呼ばれるもので、使用する前に削り器で削ってから使う。

・削り節 …　削った状態で袋詰めされており、削る手間がないので使うときにすぐ使える。

・だしパック …　 鰹節や昆布といっただしのとれる食材が詰め合わされており、お湯で抽出するだけで簡単にだしがとれる。ただし、なかには酵母エキスなどが入り調味されているものもあるため、必ずしも削り節と品質が同じというわけではありません。

・顆粒だし　…　手軽に使えるので便利な商品で、食塩が入っている物もあります。

手間を考えると顆粒だしを選びがちですが、おいしさと便利さを兼ね備えているのは削り節です。使いこなせるようになると難しいものではないので、だし生活を検討するならまずは削り節から始めてみることをおすすめします。

また、削り節といっても削り方によって5種類に分けられます。それぞれの種類と特徴は次のとおりです。
・薄削り　…　だしとりやトッピングに便利な厚さ0.2mm以下に削るヒラヒラとした削り節です。

・厚削り　…　蕎麦屋などでだしとりとして使われる鰹節で、厚さ0.2mmを超える片状に削ったものです。弱火で30分以上煮出して、濃いだしを抽出します。

・削り粉　…　削り節を粉状にしたものです。パラパラと汁物に入れればだしを抽出しながら栄養を摂取でき、おにぎりにまぶす、おひたしや和え物にかけるといった使い方もできます。

・糸削り　…　削り節を糸状に削ったものです。だしをとることもできますが、おひたしなどにふわっと乗せて使うのが一般的です。

・破砕　…　削り節を細かく刻んだものです。だしパックとして流通しているもののなかに入っています。

用途に合わせて鰹節を選ぶのが難しいという人におすすめなのが出身地に合わせた選び方です。鰹節は地域性の強いもので、東日本と西日本では文化が異なります。

西日本　…　西日本の食文化は昆布と淡口醤油が基本なので、荒節の鰹節を好みます。荒節は鰹節をカビ付けしていないので、鰹特有の力強い香りが残っている、コクと香りがあるという特徴があります。

また、鰹節以外にもさまざまな種類の魚を使って削り節が作られています。魚の種類が違うと得られる風味も異なるため、料理によって使い分けたり組み合わせを変えたりしてバリエーションを楽しむことが可能です。

・鮪節（まぐろ）　…　鰹節よりも淡白な味わいで、柔らかい風味のダシがとれます。お吸い物や煮物など、素材の旨味を活かしたい料理におすすめです。

・鰯節　…　うるめ鰯からとるダシです。生臭い風味と感じる方もいますが、クセがなくすっきりとして独特の甘みを持っています。

・宗田節　…　鰹節よりも濃厚な味と香りを持ちます。そばつゆ、煮物、味噌汁などに適しているだしです。

・鯖節　…　鯖節は宗田節よりもあっさりとした味わいですが、甘みとコクを感じられるだしです。カビ付けしていない鯖節は長く煮ると臭みが出ることがあるので気を付けましょう。そばつゆやおでんのような濃い味の料理におすすめです。

削り節の種類は非常に多様で、この料理にはこれを使うといった決まったものは特にありません。だからこそ選ぶときに迷ってしまうのですが、通販サイトであれば、参考になるコラムなどが載っており、商品の使い方がわかりやすく紹介されています。お店へ行って一人で選ぶのは自信がないという方は、通販サイトを活用してみましょう。

鰹節を購入するときにおすすめなのが鰹節専門の通販ショップです。専門の通販ショップなら鰹節だけでもさまざまな種類の取り扱いがあり、手早く調理をしたい人向けの顆粒だしや液体だし、本格的にだしをとってみたい人向けの本節など幅広いラインナップが揃っています。

鰹節通販ならにんべんがおすすめ
鰹節専門店のにんべんのネットショップでは、だしのとり方や種類による風味の違いなどに関するコラムが充実しています。どの鰹節を選べばよいかわからない、使い方がわからないという人はぜひチェックしてみましょう。