おかかとは?言葉の由来とおかかを使ったおすすめレシピ4選
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と思っている人もいるでしょう。いつも何気なく食べているおかかは、どんな食材なのでしょうか?
和食に欠かせないおかかについて知ると、料理をさらに味わいやすくなります。
そこでこの記事では、江戸時代から300年以上にわたり和食を支えてきた鰹節専門店にんべんがおかかについて解説していきます。
おかかをより美味しく楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。
おかかとは?
おかかとは鰹節や鰹節を削ったものを指します。
実はおかかと鰹節には呼び方以外に明確な違いはありません。鰹節は以下の状態がありますが、いずれも「おかか」と呼びます。
鰹節の加工状態 | |
名称 | 概要 |
鰹節 | 鰹を乾燥させて燻製にしたもので、削る前の状態 |
削り節 | 鰹節を削ったもの |
味付けした削り節 | 削り節を醤油で味付けしたもの |
削り節にする前の鰹節の状態も「おかか」と呼ぶのは意外に感じたかもしれません。
醤油で味付けした削り節だけを「おかか」と呼ぶと思っている人もいますが、鰹節とおかかに明確な違いはありません。
「おかか」の言葉の由来
「おかか」の由来や語源は、なんでしょうか?
二つの説が存在しています。
①室町時代には鰹節のことを「かか」と呼んでいました。そして、宮廷に仕える女官たちが丁寧な表現として頭に「お」を付けたことから「おかか」と呼ぶようになったとされています。
「おかか」は「女房詞(女官たちが衣食住について使っていた言葉)」です。現代でも使われる「おひや(水)」「おでん(田楽)」も、女房詞です。
②鰹節を端から削ると良いとされていたため、鰹節のことを「お掻き端(おかきは)」という別名で呼んでいました。そして、いつしか「お掻き端(おかきは)」を「おかか」と呼ぶようになったという説もあります。
いずれの説でも、昔から「鰹節=おかか」とされていたことが分かります。
おかかを使ったおすすめレシピ4選
「おかかを使った美味しい料理を知りたい」という人もいるでしょう。
そこで、おかかを使ったレシピを4つ紹介します。
- おかか卵かけご飯
- まるごとチーズおかかおにぎらず
- おかか昆布の即席漬物
- たこと生姜のおかか素麺
4つとも作る必要はないので、気になった料理からお試しください。
おかか卵かけご飯
調理時間:5分
卵かけご飯におかかを乗せるだけで、深みのある味を楽しめるお手軽料理です。
用意するもの(1人分)
- 削り節3g
- ご飯 茶碗1杯
- 卵 1個
- しょうゆ 少々
作り方
- 器にご飯を盛り、削り節をたっぷりのせる。
- 卵は容器に割り入れ、1にのせる。しょうゆをかける。
削り節と卵をのせて醤油をかけるだけなので、5分でささっと作れます。
まるごとチーズおかかおにぎらず
調理時間:10分
にぎらずに作れる「おにぎらず」なので、手が汚れません。
用意するもの(1人分)
- ご飯 150g(1膳)
- かつおおかかふりかけ 10g
- 海苔 1枚(全型)
- ベビーチーズ 1個
- 塩 少々
作り方
- 器に、分量のご飯の半分を入れ、半量のおかかふりかけをかける。
- 1の上に、ベビーチーズを軽く押し込む。
- 2のチーズの上に残りのおかかをふりかけ、ご飯をかぶせるようにのせ、塩をふり、半分に切った海苔をかぶせる。
- ラップに(3)を海苔ごとひっくり返し、塩をふり、残りの海苔を交差するようにかぶせ、海苔を畳むようにラップごと軽く握る。 (半分に切る場合は、少しおいてからラップのままカットをするときれいに切れる。)
おかかとベビーチーズは相性が良く、濃厚な味が楽しめる一品です。
おかか昆布の即席漬物
調理時間:5分
揉むだけで作れる簡単な料理です。
用意するもの(2人分)
- きゅうり 2本
- なす 1本
- おかか昆布ふりかけ 15g(1/2袋)
- 和からし 適量
作り方
- きゅうりは厚さ5mm幅の斜め切り。なすは縦半分に切り、厚さ5mmの斜め切りにして水にさらし、水気を拭いておく。
- 1の野菜をファスナー付袋などに入れて、おかか昆布ふりかけを加え、しんなりするまで揉む。
- 器に盛り、和からしを添える。
おかか、昆布、しいたけのうま味が野菜の味を引き出してくれます。
たこと生姜のおかか素麺
調理時間:15分
茹だこ、せん切りしょうが、枝豆をつゆの素でいためて、素麺に合わせた料理です。
用意するもの(2人分)
- そうめん(乾) 200g
- 茹でだこ 100g
- 枝豆(塩茹でさや付) 100g
- しょうが 2片
- フレッシュパック 1袋(4.5g)
- つゆの素 大さじ1
- ごま油 小さじ2
- (A)つゆの素 1/4カップ
- (A)水 3/4カップ
作り方
- たこはそぎ切り、しょうがは千切りにし、枝豆はさやから出しておく。
- フライパンにごま油を熱し、たこ、つゆの素(大さじ1)を入れ、さっと絡めて火を止める。さらに枝豆、しょうが、フレッシュパックを加えて混ぜる。
- 器に茹でて冷水にさらし、水気を切ったそうめんを盛り、2をのせる。(A)を合わせたつけ汁でいただく。
さっぱりとした味で、色合いも綺麗な料理です。
まとめ:美味しいおかかならにんべんがおすすめ
お伝えしてきた通り、おかかは鰹節のことを指します。
おかか料理に使う鰹節は、鰹節専門店のにんべんがおすすめです。
にんべんでは、職人が鰹を厳選して、手作業で数カ月かけて作った鰹節を取り扱っており、「美味しいおかかを食べたい」という人の期待にお応えできます。
最後ににんべんのおすすめの鰹節を紹介します。
白米に合わせるならかつぶしめし削り、それ以外であれば花削りがおすすめです。いずれも「本枯鰹節」というカビ付けを繰り返した最高級の鰹節を使っています。
「日本橋だし場 かつぶしめし削り 3g×7袋 」は、伝統の技で仕上げた削り節です。
▶にんべんの「日本橋だし場 かつぶしめし削り 3g×7袋」はこちら
うま味が豊富なので、白飯にふりかけるだけで、美味しい料理が完成します。
「本枯鰹節 花削り(血合い抜き)20g かつお節削りぶし」は、「血合い」と呼ばれる赤色の部分(血管が多く集まる部分)を取り除いているため、生臭さを抑えた上品な風味を楽しめます。
▶にんべんの「本枯鰹節 花削り(血合い抜き)20g かつお節削りぶし」はこちら
花状に薄く削っているので、短時間でだしが取れます。
「いつもとは一味違ったおかかを食べたい」という人は、職人が伝統の技で作ったにんべんの鰹節をぜひお試しください。