ワインにピッタリのおつまみ23選!簡単に作れるレシピも紹介
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ワインと一口に言っても、赤・白・ロゼ・スパークリング等、多くの種類があります。
それぞれ口当たりや香りも違うので、季節や気分に合わせていろいろな味が楽しめるのがワインの魅力です。
そして、ワインが変われば相性の良いおつまみも変わるもの。
ワイン用語では、この相性が良いことをフランス語で「結婚」という意味をもつ「マリアージュ」と呼びます。
この記事では、それぞれのワインの特徴から、種類別に相性の良い食べ物を、計23種類紹介します。
簡単につくれるワインのおつまみレシピも3つ掲載しました。
中には「え!これがワインに合うの!?」という意外な食べ物もあるので、ワイン初心者の方からワイン通の方まで、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ワインを楽しむためにはおつまみも大切
実は、ワインと言っても色やブドウの品種によって合うおつまみが違います。
合わないおつまみを選んでしまうと、ワインの渋みが口に広がったり、風味を損なったりするので注意が必要です。
一般的に、赤ワインには赤みが強い濃い色の食べ物を、白ワインにはあっさりとした薄い色の食べ物を合わせるとより良いマリアージュが楽しめると言われています。
- ・赤ワインに合うおつまみの選び方
- ・白ワインに合うおつまみの選び方
- ・ロゼワインに合うおつまみの選び方
- ・スパークリングワインに合うおつまみの選び方
それぞれ順番に解説していきます。
赤ワインに合うおつまみの選び方
赤ワインには、牛肉料理やスパイスの利いた料理など、味が濃く主張の強い料理が合います。
また、クリスマス時期になると、ヨーロッパではサングリアというスパイスとフルーツを漬けた赤ワインも出回るなど、意外と甘味との相性も良いことも特徴です。
淡泊な味、薄味のおつまみは赤ワインの濃厚な渋み、重めの口当たりに負けてしまうのでおすすめできません。
白ワインに合うおつまみの選び方
白ワインには、魚介類や貝類、あっさりとした味付けの鶏肉、豚肉料理、野菜料理やフルーツなどが合います。
また、白ワインは日本料理全般に合うという特徴もあるため、和食が好きな方は特に白ワインがおすすめです。
ただし、魚介類といってもいくらや数の子などの魚卵、干物は合わないので注意しましょう。
ロゼワインに合うおつまみの選び方
可愛らしく薄いピンク色で人気のロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間のような位置づけです。
赤みが強くなるほど赤ワインの風味に、色が薄いものほど白ワインの風味に近くなります。
そのため、おつまみもロゼワインの色味に合わせて赤ワインよりにするか白ワインよりにするかを決めるのがおすすめです。
スパークリングワインに合うおつまみの選び方
発泡性のあるスパークリングワインは、ほとんどが白ワインです。
ですので、合うおつまみも白ワインと同じように、あっさりとした味付け、色合いの食材を選ぶことをおすすめします。
赤ワインに合うおつまみ5選
濃厚な味わいの食材に合う赤ワイン。
そんな赤ワインに合うおつまみを5つ紹介していきます。
- ・チョコレート
- ・チーズ
- ・おでん
- ・豚の角煮
- ・サバの味噌煮
それぞれ解説していきます。
チョコレート
チョコレートは、赤ワインと同じくポリフェノールが多く含まれているため、相性の良い組み合わせです。
どんなチョコレートでもいいですが、特にドライフルーツが使われたチョコやカカオの風味が強いビターチョコレートだと、赤ワインの芳醇(ほうじゅん)な香りと合います。
チーズ
おつまみの王道といえば、チーズもワインには欠かせません。
旨味が強く濃厚な味わいのブリーやカマンベール、ミモレット、ゴルゴンゾーラなどがよく合います。
あっさりとした味のマスカルポーネやモッツァレラは、どちらかというと白ワイン向きです。
おでん
意外な組み合わせかもしれませんが、おでんは食材の旨味にみりんや醤油のコク、出汁の香りなど、複雑な味わいが絡みあっている点が赤ワインと似ています。
特に赤みそを使用したおでんは赤ワインとの相性がピッタリです。
豚の角煮
味が染みこんだ豚の角煮は旨味が強く、赤ワイン向きのおつまみになります。
サバの味噌煮
サバは魚の中でも赤ワイン向きの食材です。その理由は、サバ独特の強い香りとしっかりとした旨味。
調理をする際に、隠し味として赤ワインを使うとより深みのある味になります。
白ワインに合うおつまみ5選
あっさりとした味付けや口当たりの軽い食材に合う白ワイン。
そんな白ワインに合うおつまみを5つ紹介していきます。
- ・生ハム
- ・スモークサーモンのマリネ
- ・フライドポテト
- ・からあげ
- ・天ぷら
順番に解説していきます。
生ハム
ワインのおつまみにはかかせない生ハムは、どちらかというと白ワイン向きのおつまみです。
そのまま食べるのはもちろん、サンドイッチやサラダにトッピングしたり、フルーツに巻いたりして食べるとより楽しめます。
スモークサーモンのマリネ
燻製はどれも白ワインにおすすめのおつまみですが、特にスモークサーモンとのマリアージュが人気です。
淡泊な味わいを残しながら鼻に残る深みのある香りは、マリネにすることでより白ワイン向きの味になります。
フライドポテト
意外とおいしい組み合わせなのが、フライドポテトと白ワイン。
シンプルに塩だけで味付けしたものも良いですが、さらにローズマリーやタイムなど、ハーブの香りをつけるとより白ワインに合います。
ハーブの香りと白ワインの爽やかな口当たりがピッタリの組み合わせです。
からあげ
フライドポテトの例からわかるように、海外では揚げ物が白ワインのおつまみとして人気です。
日本人におなじみのからあげも、実は白ワインに良く合います。
にんにくやショウガなど濃い味付けのものよりも、醤油味や塩味のようなあっさりとした味のからあげがおすすめです。
天ぷら
日本食定番の揚げ物といえば、天ぷら。
山菜を始めとした野菜や白身魚など、口当たりの軽い食材が多く使われており、さらに塩や天つゆなど比較的さっぱりとした味でいただく点が白ワイン向きと言われる理由です。
ロゼワインに合うおつまみ5選
白ワインと赤ワイン、どちらの楽しみ方も選べるロゼワイン。
そんなロゼワインに合うおつまみを5つ紹介していきます。
- ・ピクルス
- ・サラミ
- ・キノコのマリネ
- ・ラザニア
- ・トマト鍋
一つずつ見ていきましょう。
ピクルス
ピクルスは酸味が強いので、ワインには同じように酸味の強いものかフルーティーで甘口なものを好みで選んでください。
サラミ
ドライソーセージとも呼ばれるサラミは、白ワイン向きの豚肉に脂肪や酒、スパイスなどを混ぜて作られています。
濃いめの味とスパイスは、赤みの強いロゼワインのおつまみにピッタリです。
キノコのマリネ
白ワイン向きの食材、キノコは酸味の強いマリネにするとロゼワインと良いマリアージュが楽しめます。
キノコの独特の香りを邪魔しない、あっさりとした白ワインよりのロゼワインがおすすめです。
ラザニア
トマトは、ロゼワイン向きの食材です。
トマトの風味が強く濃厚な味わいのラザニアは、赤みの強いロゼワインと合わせるとチーズやひき肉のコクをさっぱりとさせてくれます。
トマト鍋
トマトの酸味がたっぷりと味わえるトマト鍋も、ロゼワインによく合うおつまみです。
鍋の具材は野菜を中心に、鶏肉や豚肉など味の強すぎない素材でまとめると、トマトの旨味・酸味と爽やかなロゼワインのマリアージュが存分に味わえます。
スパークリングワインに合うおつまみ5選
炭酸の辛味と爽やかな喉ごしが楽しめる、華やかな見た目から食前酒としても人気のスパークリングワイン。
そんなスパークリングワインに合うおつまみを5つ紹介していきます。
- ・オリーブ
- ・枝豆
- ・ふろふき大根
- ・手巻き寿司
- ・キムチ鍋
ぜひ参考にしてください。
オリーブ
オリーブはコース料理の前菜として人気の食材です。
食前酒として使われることが多いスパークリングワインと相性は抜群。
オリーブ漬け、塩漬け、マリネ、どんな味付けでも合います。
枝豆
日本ではビールのおつまみとして定番の枝豆ですが、実はスパークリングワインとの相性も良い食材です。
そのまま食べるよりも、にんにくと塩で炒めたり、粉チーズで和えたりと、ひと手間かけた方がマリアージュを楽しめます。
ふろふき大根
薄味のだしで煮詰めた大根に味噌だれをかけて食べるふろふき大根は、意外にもスパークリングワインと合うおつまみです。
味噌だれは濃厚なものよりも、柚子や西京味噌など香りがよく華やかな味わいのものを選びましょう。
口の中で香りがはじけるスパークリングワインと良く合いますよ。
手巻き寿司
手巻き寿司に使われる酢飯の酸味とスパークリングワインの酸味がピッタリです。
口の中にワインの味が強く残らないので、魚や酢飯の味わいを邪魔しません。
生魚独特の匂いも消してくれるので、「生魚が苦手」という方は一度スパークリングワインと一緒に食べてみてください。
キムチ鍋
キムチ単品では辛味が強くワインのおつまみとして不向きですが、キムチ鍋にすると辛みと甘みが混ざりまろやかな風味となって、ワイン向けになります。
キムチの刺激とスパークリングワインの炭酸の刺激のマリアージュはぜひ一度試して欲しい組み合わせです。
ワインに合うおつまみレシピ①「ワインに合う海苔アボカドディップ」
1品目は「ワインに合う海苔アボカドディップ」です。ほんの少しにんにくが効いたアボカドディップのまろやかな食感と、パリッとしたトルティアチップスがワインを進めさせてくれます。
調理時間:15分 材料:4人前
- ・アボカド 1個
- ・玉ねぎ 1/4個
- ・のり(5cm×5cm)1枚
<合わせ調味料>
- ・つゆの素ゴールド 小さじ2
- ・粉チーズ 小さじ1
- ・オリーブオイル 小さじ½
- ・すりおろしにんにく 小さじ¼
- ・塩 ふたつまみ
- ・こしょう ふたつまみ
(お好みで)
- ・トルティアチップス(塩味) 適量
- ・糸唐辛子 適量
- ・タバスコ 適量
作り方
1.玉ねぎは、みじん切りにする。
2.アボカドは、縦半分に切り種と皮を取り除く。ボウルにアボカドを入れ、フォークやマッシャーで粗く潰す。
3.<合わせ調味料>をしっかりと混ぜ、2に加える。そこに1とのりをちぎり入れ、よく混ぜ合わせる。器に盛り付け、糸唐辛子とタバスコをかけ、トルティアチップスなどにつけてお召し上がりください。
栄養価
1人あたり エネルギー213kcal タンパク質2.9g 脂質17.9g 糖質9.4g 食物繊維4.9g 食塩相当量 1.91g
ポイント1
アボカドが固い時は、電子レンジで1分程加熱すると柔らかくなり扱いやすくなります。
アボカドディップの味を楽しむためにも、トルティアチップスを使用するのがおすすめです。
ポイント2
アボカドにはリノール酸、リノレン酸が含まれ、お肌を乾燥から守ってくれるセラミドを作り、お肌をツルツルに保つ効果が期待できます。
ワインに合うおつまみレシピ②トマトと鯖缶のブルスケッタ
2品目は「トマトと鯖缶のブルスケッタ」です。簡単かつお洒落なフィンガーフードはホームパーティで人気になること間違いありません。
調理時間:15分 材料:4人前
- ・バゲット 8切れ
- ・トマト 1/2個
- ・玉ねぎ 1/4個
- ・鯖缶 1/2缶
<合わせ調味料>
- ・つゆの素ゴールド 小さじ2
- ・オリーブオイル 大さじ1/2
- ・すりおろしにんにく (チューブでも可)小さじ1/2
- ・塩 ひとつまみ
(トッピングお好みで)
- ・タバスコ 適量
- ・黒こしょう 適量
- ・ローズマリー 適量
作り方
1.バゲットは2cm幅にスライスする。オーブントースターで焼き色がつくまで5分程焼く。
2.トマトはヘタを取り除き1cm角に切る。玉ねぎは、芯を取り除きみじん切りにする。
3.ボウルに<合わせ調味料>を入れよく混ぜ合わせる。水気を切った鯖缶を加え優しくほぐすように混ぜる。1の焼いたバゲットにのせ、好みでタバスコ、黒こしょう、ローズマリーをかける。
栄養価
1人あたり エネルギー322kcal タンパク質16.6g 脂質12.5g 糖質74.7g 食物繊維2.5g 食塩相当量 1.51g
ポイント1
にんにくはチューブではなく、生のタイプからすりおろすと香り豊かになりさらに美味しく仕上がります。
ポイント2
サバは、EPA、DHA、αリノレン酸を多く含んでいます。血中コレステロールを低下させる作用があり、動脈硬化の予防効果が期待できます。生のサバでは焼く・煮るなどの調理過程で栄養素が減少してしまう一方、サバ缶は調理過程での損失がすくなく、サバの栄養を効率よく摂ることができます。
ワインに合うおつまみレシピ③クリームチーズのにんにくめんつゆ漬け
3品目は「クリームチーズのにんにくめんつゆ漬け」です。チーズとにんにくの風味とめんつゆの塩気がベストマッチで、つい手が伸びてしまいます。
調理時間:10分(漬け込む時間除く) 材料:4人前
- ・クリームチーズ(ブロックタイプ)6個(120g)
- ・つゆの素ゴールド 大さじ2
- ・水 大さじ2
- ・にんにく 2片
- ・オリーブオイル 小さじ1
- ・好きなクラッカー 12枚
<トッピング>
- ・黒こしょう 適量
作り方
1.にんにくは、芯を取り除き薄切りにする。
2.クリームチーズは、半分に切る。
3.ボウルに1、2、つゆの素ゴールド、水、オリーブオイルを入れてクリームチーズが崩れないように優しく調味料が全体にまわるように馴染ませ、冷蔵庫で10分程漬け込む。クラッカーにのせ、好みで黒こしょうをかけてお召し上がりください。
栄養価
1人あたり エネルギー161kcal タンパク質3.8g 脂質13.6g 糖質8.9g 食物繊維0.4g 食塩相当量 1.10g
ポイント1
クリームチーズは崩れやすい為、切る直前まで冷やしておくと崩れにくくなります。
一日置くと味が馴染みますが、漬け込み時間が長くなるほど味が濃くなってしまう為、漬け込み時間はお好みで調整してください。
ポイント2
クリームチーズは低糖質でありながら、口当たりがよく満足感の高い食材です。糖質摂取量を適度に制限することで、血糖値を急激に上げないようにすることができます。