人気の春野菜の種類一覧!おすすめの料理や家庭菜園に向くものまでご紹介!
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「春野菜」という言葉をよく聞くけど、「どんな春野菜の種類があるのか?」「どんな調理方法があるのか?」「家庭菜園に向いている春野菜は何か?」そんな疑問を持つ方に向けて、春野菜についてまとめました。
「春野菜を美味しく食べたい!」と思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
代表的な春野菜のまとめ
なお、ジャカイモやゴボウやカブなど、冬野菜にも春野菜にも分類される野菜もありますよ。
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- ①そら豆
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- ②さやえんどう
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- ③新じゃがいも
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- ④アスパラガス
- ⑤新玉ねぎ
①そら豆
そら豆という名前は、鞘(さや)が空に向かって伸びることから「空豆」と呼ばれるようになったと言われています。
鞘の形が蚕(かいこ)に似ていることから「蚕豆」とも書かれています。
紀元前約5000年のスイスの遺跡やエジプトのピラミットからも化石が見つかっているため、そら豆は世界最古の農産物とも呼ばれています。
高血圧の予防作用があるとされるカリウムや貧血に効果が期待できる鉄分や葉酸が含まれています。
鞘の表面にうぶ毛があり、はち切れそうになっているそら豆は美味しいことが多いですよ。
②さやえんどう
さやえんどうはエンドウという植物から取れる春野菜です。さやえんどうは、鞘が柔らかい状態で収穫したものです。鞘ごと食べられるが特徴です。
なお、グリーンピースは、エンドウの豆が未熟な状態で収穫したものです。そして、豆が成熟するとえんどう豆となります。同じ植物から取られているとはちょっと意外ですね。
美味しいさやえんどうの見分け方は、豆が小さいものは鞘が柔らかくて食べやすいことが多いですよ。
さやえんどうには、ビタミンCや必須アミノ酸が含まれていますよ。
③新じゃがいも
新じゃがいもは普通のじゃがいもよりも、みずみずしくデンプンが多いのが特徴です。また、皮も普通のじゃがいもより薄いので、芽がなければ、皮ごと食べることができますよ。
美味しい新じゃがいもを見分ける方法は、ふっくらと丸みのあるものを選ぶことです。ふっくらと丸みがあるものは、しっかりと育っていて味が美味しいことが多いです。
新じゃがいもを選ぶ時は、緑がかったものは避けましょう。緑がかったものはソラニンという有毒物質が含まれているリスクが高いです。ソラニンは加熱しても毒性が分解しづらいので、緑がかった新じゃがいもは選ばないようしましょう。
④アスパラガス
アスパラガスも春野菜です。植えてから収穫するまでに2年から3年かかるという手間のかかっている野菜です。感じでは「竜髭菜」と書いて、アスパラガスと読みます。
アスパラガスには、タンパク質や、アミノ酸のアスパラギン酸が含まれていて疲労回復に効果があると言われています。
アスパラガスはまっすぐと伸びているものが美味しいとされています。また先端の穂が開いているものは、食感が落ちていることが多いです。穂がしまっているものを選ぶと良いでしょう。
⑤新玉ねぎ
新玉ねぎはその名のとおり、収穫直後に出荷されるのが特徴です。普通の玉ねぎよりもみずみずしいのが特徴です。
ただし、水分量が多い分、普通の玉ねぎよりも日持ちしないため、早めに食べるのがおすすめです。
新玉ねぎは普通の玉ねぎよりも甘くて食べやすいですよ。皮にツヤがあって、重みのある新玉ねぎは美味しい可能性が高いですよ。
春野菜の美味しさを感じましょう。春野菜の食べ方を紹介
たけのこと菜の花のおひたし
たけのこは灰汁抜きをして、食べやすい大きさに切ります。菜の花も食べやすい大きさに切り、茹でます。おひたしにかける醤油、みりん、だしを合わせます。たけのこ、菜の花に合わせた汁をかけて、冷蔵庫で15分ほどなじませて完成です。最後は鰹節を添えてください。
たけのこと菜の花は春野菜の旬を感じられる食材です。手軽にできて、調味料の味をしっかりと味わえる一品です。
醤油は「日本橋だし場 だし醤油」を使うとだしの風味も味わえてオススメです。またかつおぶしは「花削り」だと見映えよく召し上がれます。
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家庭菜園に向く春野菜
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- ①菜の花
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- ②エンドウマメ
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- ③にんにく
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- ④ふき
- ⑤イチゴ
それぞれ順番に解説していきますね。
①菜の花
菜の花は家庭菜園で育てるのが簡単なので、家庭菜園の初心者でもチャレンジしやすいですよ。
タネを植える2週間前に石灰を入れて耕しておきましょう。そして、タネを植える1週間前に腐葉土や堆肥を入れます。
プランターを日当たりの良い場所においておくのがポイントです。菜の花はつぼみが花咲く直前が食べ頃です。つぼみは2日から3日で花咲くため、収穫のタイミングを逃さないことが大切です。
菜の花は8月から10月頃にタネをまいて、10月から4月頃に収穫することが多いです。
②エンドウマメ
エンドウマメも家庭菜園には向いている春野菜ですよ。エンドウマメは、紀元前から食用として人類を支えてきたと言われています。
まずは堆肥を入れる前に2週間前に石灰を入れて耕しておきましょう。エンドウマメは酸性土に弱いので、石灰を入れることで、酸性の土を中和するのが大切です。
エンドウマメの種を植える時は、30cm間隔で深さ3cmの穴を作ります。そして、1つの穴に3粒から4粒のタネを入れて、土をかぶせておきます。
エンドウマメは10月から11月頃にタネをまいて、4月から6月に収穫するのが一般的です。
③にんにく
にんにくは、生命力が強いので、家庭菜園の初心者でも育てやすいですよ。
にんにくには北海道や東北で栽培する寒地用の品種と、暖かい地域で育てる暖地用の品種があります。自分の地域に合わせた品種を栽培しましょう。
プランターに堆肥や腐葉土を入れて、耕します。にんにくの球を1片ずつにはがして、植えていきましょう。
にんにくは9月から10月頃に植えて、5月6月に収穫することが多いですよ。
④ふき
ふきは地下茎を植えて栽培します。ちなみに、ちなみに地下茎は有毒なので、間違って食べないように注意しましょう。食べられるのは、地上に出ている葉柄(ようへい)と呼ばれる部分です。※上の画像を参考にしてください。
まずは、堆肥を入れる2週間前に石灰を入れて耕しておきましょう。その後、堆肥を入れて土を作ります。そして、地下茎を入れて育てます。
ふきは3月から4月頃に苗を植えて、1年目は茎が育つのを待って、2年目の5月から10月頃に収穫することなります。収穫できるまで年月がかかりますが、その分収穫の喜びは大きですよ。
⑤イチゴ
最後は、イチゴです。イチゴはフルーツのイメージが強いですが、農林水産省の野菜の定義ではイチゴは野菜となっています。
おいしいイチゴを食べたいなら、土づくりが大切です。苗を植える2週間前に石灰を入れて耕しておきましょう。
イチゴの苗を植えるときは、他の苗と15cmずつ間隔を開けておきましょう。5cmから10cmくらいの深さに植えるのがポイントです。
イチゴの苗は日光を当てた方がよく育つので、日光が当たる場所にプランターを設置しておきましょう。ただし、夏場の西日にはだけは弱いので、注意しましょう。イチゴの苗を植えてから1ヶ月後に肥料を追加(追肥)すると甘いイチゴができやすいですよ。
イチゴは10月から11月頃に苗を植えて、5月や6月に収穫するのが一般的です。