八方だしとは?由来やめんつゆとの違いは?取り方や活用方法も紹介!
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「八方だしって何?」
「八方だしはどうやって作るの?」
と疑問に思っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、八方だしの由来や作り方を解説していきます。また、八方だしの活用方法もあわせてお伝えします。
「八方だしについて知りたい人」や「八方だしを使っておいしい料理を食べたい人」は、ぜひ参考にしてください。
八方だしとは?
八方だしとは、だしとみりんと醤油を合わせて作った調味料のことを指します。この章では、八方だしについて、以下の点を解説していきます。
- 八方だしの由来は?
- めんつゆとの違いは?
- 八方だしの種類は?
この機会にぜひ覚えておきましょう。
八方だしの由来は?
八方だしの名前の由来は、「四方八方(東・西・南・北と北東・北西・南東・南西)」あらゆる料理に使えるためとされています。詳しくは後述しますが、煮物やご飯物や鍋物など幅広い料理に使えます。
また、八方だしは地域によっては、「八方地」や「八方汁」とも呼ばれています。
めんつゆとの違いは?
八方だしとめんつゆの違いは、素材の割合です。
八方だしとめんつゆの素材割合 | |||
---|---|---|---|
名称 | だし | みりん | 醤油 |
八方だし | 8~10 | 1 | 1 |
めんつゆ | 3 | 1 | 1 |
八方だしはめんつゆに比べて、だしの割合が多い調味料です。そのため、素材との合わせ方でどのような料理もおいしくできる調味料となっています。
八方だしの種類は?
八方だしには4つの種類があります。それぞれの名称と素材と特徴は、以下の表のとおりです。
八方だしの種類と特徴 | ||
---|---|---|
八方だしの種類 | 素材 | 特徴 |
白八方だし | 白醤油 | さわやかな味わい。見た目が薄いので、食材の色を残しやすい。 |
淡口八方だし | 淡口醤油 | まろやかな味わい。やさしい味付けができる。 |
濃口八方だし | 濃口醤油 | 濃い味わい。しっかりと味付けができる。 |
酒八方だし | 酒 | あっさりとした味わい。白身魚や貝などの臭みを抑えられる。 |
作りたい料理に応じて、使う八方だしも変えてみましょう。
八方だしの取り方は?
八方だしの取り方を紹介します。
- 材料
- 作り方
ここでは、一般的な八方だしの取り方(だし、みりん、醤油が8:1:1)を説明します。ぜひ参考にしてください。
材料
- 鰹節 30g
- 水 1,000ml
- みりん 100ml
- 醤油 100ml
作り方
- 鍋に水を入れ、沸騰させます。沸騰したら火を止めます。
- 鰹節を入れて、1~2分間おきます。
- ボウルにざるを重ねます。ざるの上に布かキッチンペーパーをしいて、かつおぶしをこします。そして、1分間おきます。※鰹節を絞るとえぐみが出てしまうので、絞るのは避けましょう。
- 約800mlのだしが取れるので、みりんと醤油を加えます。
この作り方で約1000ml(味噌汁約5杯分)の八方だしが取れます。
八方だしは、だしを取ってみりんと醤油を加えるだけなので、簡単に作ることができます。
だしの割合を変えたり、他の種類の八方だしを作ったりすれば、味の違いも楽しめるでしょう。
次の章からは、八方だしの活用方法を紹介していきます。
八方だしの活用方法は?
八方だしの活用方法は、主に以下の4つです。
- 炒め物
- 煮物
- ご飯物
- 鍋物
順番に解説していきます。
炒め物
意外かもしれませんが、八方だしは炒め物を作るときに活躍します。
「きんぴらごぼう」や「野菜炒め」などに使えば、八方だしが食材のおいしさを引き出してくれます。
煮物
八方だしは、煮物にも活用できます。
「ダイコンの煮物」や「豚の角煮」に使えば、おいしい煮物の完成です。八方だしがたっぷりと染み込んでおり、箸が進むでしょう。
煮物は八方だしの味が強く反映されるため、違う種類の八方だしで作るだけでさまざまな味を楽しめます。
ご飯物
「炊き込みご飯」や、意外かもしれませんが「ピラフ」など、幅広いご飯物にも八方だしは使えます。
八方だしは、野菜、肉、貝など幅広い食材の味を引き立ててくれます。炊き込みご飯はもちろん、ピラフに使えば、おいしい和風ピラフが作れます。どのような食材にでも合わせられるので、万能調味料といえるかもしれません。
鍋物
鍋物もだしが味を大きく左右する料理です。そのため、八方だしを使えば、おいしい鍋のできあがりです。
八方だしは、「しゃぶしゃぶ」「すき焼き」「おでん」など幅広い鍋料理で舌を楽しませてくれます。
八方だしを作るときは素材にこだわるのがポイント
八方だしを作るときは素材にこだわるのがポイントです。素材にこだわるだけで、ワンランク上の八方だしが簡単に作れます。
一回しか使用できないような最高級食材ではなくても、これから紹介するような、ワンランク上の味が楽しめてなおかつ複数回使える経済的なものもあります。
そんなちょっとよい素材としておすすめなのが、にんべんの商品です。にんべんは鰹節専門店として、江戸時代から和食を支えてきました。300年以上の歴史から得た経験と知識をもとに商品を提供しています。
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リニューアルによって、以前よりも電子レンジに入れやすい高さになりました。
まとめ:八方だしを活用しておいしい料理を作りましょう
お伝えしてきたように、八方だしは幅広く使える万能の調味料です。八方だしを使えば、いつもとは違ったワンランク上の料理を楽しめます。
簡単に作れる八方だしですが、「せっかく作るならおいしく作りたい」と思っている人は、素材にこだわるのがポイントです。
最後にもう一度にんべんの商品を紹介します。にんべんの商品は300年以上の知識と経験をもとに作っており、プロの料理人からも高い評価を得ています。ご家庭の料理を高級料亭の味に近づけることができます。
「本枯鰹節薫る味だし(かつお)」は職人技で選び抜いた本枯鰹節、クリスマス島の天日海水塩、杉樽仕込みの特撰下総醤油など、こだわりの原材料で作っています。
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ポットの底まで届く深いこし器によって、おいしくだしを取れます。だしを取るために鍋やボウルやざるを使わなくて済むため、洗い物を減らせます。
ぜひ、普段の料理に八方だしを活用しておいしい料理を作りましょう。