だしは日本が世界に誇る文化のひとつです。しかし、だしが日本のものだけではないことはご存知でしょうか。例えば、ヨーロッパであれば、ストックと呼ばれるスープを料理に使います。ストックは骨付き肉や野菜、ハーブなどの香辛料を、時間をかけて煮だしたものです。また、フランス料理でも料理の決め手となるのはソース。ソースはフォンと呼ばれるだしをベースに作ります。だしのうま味は世界で共通して愛されているのです。
フレンチではソースが重視されるのと同様、日本料理ではだしが全てと言われることもあります。日本のだしの風味は日本人にしかわからないかというと、そうとは限りません。実はアメリカの中心、ニューヨークでもだしが注目されはじめているのです。まるでコーヒーをドリップするように丁寧に抽出しただしは、カジュアルなドリンクのようにニューヨーカーたちに愛飲されています。海外に進出する日本食店では、だしをイチオシにしているお店も登場しました。
まただしの存在はアメリカの家庭料理にまで波及しはじめています。あるアメリカの料理教室では昆布とかつおぶしを使っただしの取り方を教えています。参加者の中にはだしを飲むこと自体が初めての人もいるでしょう。しかし、だしは手軽に作れるスープとして徐々に受け入れられるようになりました。だしを使った料理にはさまざまなバリエーションがあります。うどんやみそ汁など日本料理の普及にもだしが貢献しています
日本食は海外ではレストランでしか食べられない特別な食事です。しかし、近年では世界中の食品がスーパーで販売されています。外食から家庭料理まで、日本のだしが世界中で受け入れられる日はそう遠くないかもしれません。
だしであれば日本に限らず、ヨーロッパや他のアジア圏でも食べられています。しかし、どうして日本のだしが注目されているのでしょうか。その理由はうまみの質にあると言われています。和食の基本となるのは、かつおぶしと昆布の一番だしです。これは西洋のスープと同様、グルタミン酸とイノシン酸が含まれるだしです。西洋のだしはじっくりと煮だすため、強くて厚みがある旨味が特徴です。一方で、日本のだしはスッキリとした旨味が特徴となっています。この2つを上手に組み合わせることによって、それぞれの足りない部分を補うこともできるのです。
一方、日本のだしは手軽に作ることができます。簡単に作るのであれば、昆布のだしは水につけるだけ、鍋を火にかけて引き上げるだけでもおいしいだしが取れます。かつおぶしだしも、電子レンジでとることができます。にんべんの商品には「だしポット」をはじめとした手軽にだしを取れるアイテムも多く取り揃えています。ぜひ、日本の伝統が生み出した繊細なうまみを家庭でも体感してみましょう。
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