トマトソースをぐっとおいしくしてしまうだしの魔法
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自作のトマトソースの味に何かが足りない…そんな時はだし!
トマトには実は旨味成分のグルタミン酸が多く含まれており、イタリアやスペインなどの地中海料理ではソースやピューレとして調味料代わりに使用する場合もあります。しかし、トマトの旨味を存分に引き出すためにはちょっとしたポイントがあるのです。
・真っ赤に熟したトマトを使う
トマトに含まれるグルタミン酸は、熟すほどに増えていきます。熟するほど旨味が増し、酸味が減って甘くなるので、料理に使う場合もよく熟したトマトを使うことがおすすめです。
・他の食材と合わせて使用する
トマトに含まれているグルタミン酸は旨味の種類で分けるとアミノ酸系の旨味成分です。アミノ酸系の旨味成分は、種類の異なる核酸系の旨味成分と掛け合わせると相乗効果でより旨味を感じやすくなります。核酸系の旨味成分は、鰹節や肉類などに含まれるイノシン酸、干し椎茸に含まれるグアニル酸などが挙げられます。トマト単体でソースを作るよりも、他の食材からだしを取って合わせた方がより美味しいトマトソースを作ることができるでしょう。
・長い時間煮込む
使用する調理器具や火の強さにもよりますが、料理はゆっくりじっくりと火を通した方が美味しくなると考えられています。これは食材に含まれる酵素の反応によるものです。トマトソースを作るときも、煮込むときは火加減を調整して穏やかな加熱をしてみるとよいでしょう。
美味しいトマトソースを作るには手間ひまをかけることがポイントとなりますが、忙しい生活のなかで料理に時間をかけられないという人も多いですよね。そこまで長い時間をかけなくても美味しいトマトソースを作りたいときにおすすめなのがだしを使ったトマトソースです。
特に相性がよいだしが鰹節だしで、トマトに含まれるグルタミン酸と鰹節だしに含まれるイノシン酸によって相乗効果が生み出され、美味しいトマトソースを作ることができます。だしさえ用意しておけばそれほど長い時間をかけずに旨味を引き出すことができるでしょう。
時間がなくてゆっくり煮込めない、いまいち味が決まらないという人は、だしを使って自然の旨味を加える方法を試してみてはいかがでしょうか。
時間をかけなくてもだしを使えばトマトソースはおいしくなる!
にんべんで取り扱っている白だしは、鰹節、鯖節、宗田鰹節と昆布のだしを合わせた混合だしです。色合いも淡く、食塩を加えてあるので味の調整がしやすくおすすめです。
それではここで、白だしを使って作る時短トマトソースのレシピを紹介していきます。
・白だし入り簡単トマトソース
トマト 3個
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
トマトジュース(食塩不使用) 30cc
白だし(濃縮タイプ) 大さじ2
こしょう 適量
1. トマトは湯むきして粗みじんにする。
2. 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
3. 材料を全てミキサーに入れてかける。
4. 鍋に移して20〜30分ほど煮込む。
トマトはなるべく熟しているものを使うのが理想ですが、ジュースが入ることで自然な甘みをプラスすることができます。白だしには塩分が含まれているので、自分で調味する必要もなく失敗いらずのレシピです。
日本人にはトマトソースはそれほど身近な存在ではないかもしれません。ですが、トマトはビタミンやポリフェノール成分が豊富で、生活習慣予防や肥満予防など、健康面でもさまざまな効果が期待されています。ジュースやソースなどいろいろな方法で取り入れることができますので、アレンジの幅を広げてトマト料理を楽しんでみましょう。
まとめ:塩分を抑えて真似できない美味しさをだしで演出!
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