女性必見!冷え性に効くだしを使ったお休み前のホットドリンク
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女性の悩みで多い『冷え性』の対策にだしは最適
冷え性対策としては、衣類で調整したり、運動をしたりとさまざまな方法があります。食事に気をつけることも対策の1つで、体を芯から温めるためにスープや温かい飲み物を飲んだり、冷たいものをとるのを控えたりします。
炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素は、エネルギーを作り出す栄養素であり、食べると熱を作りだします。これを食事誘発性熱産生と呼ぶのですが、三大栄養素のなかでは最もたんぱく質が高くなっています。つまり、たんぱく質を多く含む食材は体を温めやすいといえるのです。食事と体温は深く繋がっていることがわかります。
また、冷え性には塩分や糖分のとりすぎも関係しています。だしを使うと味に奥行きが出て、無駄に味付けをする必要はありません。だしを効かせることで薄味でもおいしく感じられるので、結果的に冷え性の原因となる塩分や糖分の量を減らすことができるのです。
調味料は料理を美味しくさせるために必要なものではありますが、健康のことを考えるとできれば必要以上の味付けは避けておきたいものです。だしを上手に活用して、冷え性の原因となる塩や砂糖の量を減らせるように意識してみましょう。
だしは血行促進にも一役買ってくれるすごい食材
また、大人だけではなく子供にとっても冷えは大きな問題です。子供の冷えは精神的なストレスと深く関わっていることもあります。ホルモンバランスの崩れやすい10代20代は、普段から体温の変化をチェックして健康管理をしていきましょう。
冷えの原因は手先や足先など体の末端の血行不良です。血行不良の原因としては、自律神経の乱れ、貧血、低血圧、運動不足、ストレス、更年期などがあります。いくら温かい服を着ても、根本が解決しなければ意味がありません。体質改善には時間がかかりますが、少しずつゆっくりと改善していくことが大切です。
血行不良を改善するには、まずは適度な運動を行うとよいでしょう。運動することで血液循環が改善され、体の末端まで血液が届き血流がよくなります。さらに筋肉量も増えるので代謝が上がり、冷えの慢性化を防ぐこともできます。
しかし、忙しい生活のなかで運動する時間を確保するのはなかなか大変です。そんな方におすすめしたいのが、「だし」を活用した冷え対策です。
だしの効いていない料理は、塩や醤油などの調味料で味を足しがちになります。塩分を摂りすぎると体が塩分濃度を下げようとして喉が渇き、過剰な水分摂取に繋がります。摂りすぎた水分を排出しようと排尿が多くなり体温を下げる結果となってしまうのです。
また、インスタントの顆粒だしも同じく、塩分が含まれている場合があります。天然の食材からだしをとっていれば気にすることはありませんが、使用する際には少し注意しましょう。普段からあまり天然の食材からだしをとっていないという方は、体に優しくておいしいだし生活をこれから始めてみませんか?
・寝る前におすすめのホットドリンクのレシピ
合わせだし 150cc
豆乳 50cc
寝る前にカフェインを摂ると、眠りにくかったりトイレが近くなったりして睡眠を妨害してしまいます。だしにはリラックス効果のあるトリプトファンというアミノ酸が含まれており、大豆製品にも多く含まれています。ノンカフェインのだしと豆乳を使ったホットドリンクで体を温めて、安眠を誘いましょう。
まとめ:だしを上手に使いこなせる女性は素敵ですよね!
執筆監修者:片村優美
大学卒業後、管理栄養士免許取得。
2つの病院に勤務し、糖尿病や高血圧、腎臓病などの様々な疾患で悩まれる患者様に対して栄養指導などを行ってきました。
現在は、レシピ開発や健康・ダイエットに関するコラム執筆などのお仕事を行っています。