ウイスキーと合うおつまみ18選!自宅で簡単に作れるレシピも紹介
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「ウイスキーにはどんなおつまみが合う?」「ウイスキーをもっとおいしく味わいたい」と思っているあなたへ。
この記事では、日本の食卓を300年以上支えてきた鰹節専門店のにんべんが、簡単に作れてウイスキーと合うおつまみ18選を紹介します。
また、簡単に作れるウイスキーのレシピも2品紹介しています。
ウイスキーに合うおつまみをさらにおいしく味わうためのコツもお伝えするので、ぜひ併せてチェックしてください。
目次
ウイスキーを楽しむためにはおつまみも大切
独特な風味や深い味わいが楽しめるウイスキー。お気に入りの銘柄を用意して、自宅でゆっくり晩酌を楽しもうと考えている人も多いのではないでしょうか。
ただし、ウイスキーの良さを存分に味わうためには、一緒に合わせるおつまみ選びにもこだわりが必要です。なぜなら、食べ合わせによってよりウイスキーがおいしく感じられる食べ物と、逆にせっかくのウイスキーが台無しになってしまう食べ合わせがあるからです。
ウイスキーと合うおつまみは飲み方によって変わる
ウイスキーは飲み方によって味や香りの感じ方、飲みやすさなどが大きく変化します。そのため、当然飲み方によって合うおつまみも変わってくるものです。
この章ではまず、ウイスキーの代表的な飲み方である「ストレート」「ロック」「ハイボール・水割り」の3つに分けて、それぞれの特徴について見ていきましょう。
ストレート
ストレートとは、ウイスキーに何も加えずに、本来の濃厚な味わいや香りをそのまま楽しむ飲み方を指します。
ただし、ウイスキーはアルコール度数が高いため、合間に飲むチェイサー(冷たい水など)を一緒に用意するのも大切です。
ウイスキーの合間にチェイサーを挟むことで口の中が一旦リセットされ、次の一口がまた新鮮な気持ちで味わえるという効果も見込めます。
ロック
ロックとは、あらかじめ冷やしておいたロックグラスに氷を入れ、その上にウイスキーをかけるようにして注ぎ、マドラーでかき混ぜてから味わう飲み方を指します。
溶けた氷でゆっくりと水分が足されるため、ストレートに比べてアルコールの刺激が和らぎ、飲みやすくなるのが特徴です。
また、ウイスキーが氷で冷やされることで、よりスッキリ感が味わえるのも良いところ。氷が溶けてゆくにつれて、微細な味わいの変化を楽しむこともできます。
ハイボール・水割り
ウイスキーに炭酸水を加えた飲み方をハイボール、水を加えた飲み方を水割りと言います。
ストレートやロックの飲み方に比べてアルコールが薄まるため、その分刺激が抑えられ、格段に飲みやすくなるのが特徴です。
ハイボールは炭酸による喉ごしの良さや爽快感、香りの広がりがより感じられるのが大きな魅力。また、水割りは口当たりが優しくなるため、穏やかな時間を楽しみながら味わいたい人にぴったりです。
【ストレート編】ウイスキーに合うおつまみ5選
この章では、ストレートで飲むウイスキーにぴったりのおつまみを5種類、おすすめの食べ方と一緒に紹介していきます。
- ・アーモンド
- ・くるみ
- ・チョコレート
- ・燻製チーズ
- ・ドライフルーツ
どれもコンビニやスーパーマーケットなどで手に入る身近な食材ばかりなので、思い立った時にすぐ用意できるのも嬉しいポイントです。
アーモンド
ウイスキーをストレートで飲む時の定番おつまみと言えば、まず候補に挙がるのがナッツ類です。特にスモーキーな風味の銘柄を飲む時には、香ばしいアーモンドを合わせると味わいがより一層深まります。
また、アーモンドに豊富に含まれているビタミンEには、肝機能の働きを助ける役割が期待できます。そのため、ウイスキーと一緒に食べると、二日酔いや脂肪肝になりにくいと言われています。
アーモンドはそのまま食べてももちろんおいしいのですが、塩と胡椒を加えたオリーブオイルに絡めて、オーブンで軽く焼いてから食べると、さらにウイスキーが進む味になります。ぜひ試してみてください。
くるみ
重厚感のある長期熟成したウイスキーをストレートで飲む時には、ほんのりとした甘みやコクが感じられるくるみがぴったり。
ローストしたくるみの香ばしさは、ウイスキーの風味をさらに引き立たせます。
また、くるみは植物性タンパクやビタミン、ミネラルの他、コレステロール値を下げるとされる不飽和脂肪酸が含まれているのもおすすめポイントです。
チョコレート
ウイスキーのコクを引き立てるチョコレートは、ストレートの飲み方に最適なおつまみの1つです。
特にピート香が強く感じられる銘柄にはビターチョコレート、風味や味わいがマイルドな銘柄にはミルク系のチョコレートがよく合います。
また、チョコレートに含まれるポリフェノールは、アルコールによる胃への負担を軽減してくれる効果も期待できます。中でもカカオ含有量が多いチョコレートにはポリフェノールが多く、おすすめです。
燻製チーズ
スコッチウイスキーなど、スモーキーな香りが印象的なウイスキーをストレートで飲む時には、旨みが凝縮された燻製チーズのおつまみがぴったり。
どちらも香りが似ているため、お互いの味を邪魔することなく、絶妙なハーモニーを楽しめます。
一口サイズに個包装されているキャンディタイプの燻製チーズは、自分でスライスする必要がなく手軽に食べられるので便利です。
ドライフルーツ
味わいがマイルドな銘柄やフルーティーな風味が特徴のウイスキーをストレートで飲む時には、上品な甘さと独特の食感が楽しめるドライフルーツがよく合います。
色とりどりのドライフルーツは、テーブルに華を添えてくれるのも嬉しいポイント。1人で飲む時以外にも、親戚や友人が集まるホームパーティーなどのおつまみにも最適です。
【ロック編】ウイスキーに合うおつまみ5選
氷が溶けていくにつれて、味わいや風味に変化が現れるロックの飲み方は、時間の経過と共に合わせたいおつまみも変わっていくのが特徴です。
この章では、ロックで飲むウイスキーに合うおつまみを5種類紹介します。
- ・ガーリックシュリンプ
- ・スモークサーモン
- ・カシューナッツ
- ・野菜スティック
- ・クラッカー
この機会に覚えておきましょう。
ガーリックシュリンプ
ニンニクの香りが食欲を刺激するガーリックシュリンプは、お酒のお供として大人気。もちろんウイスキーのロックにもよく合います。
特にウイスキーの香りや味わいが強く感じられる、飲みはじめのおつまみとしてぴったりです。
また、エビは良質なたんぱく質を含んでいます。たんぱく質は代謝機能を促進し、アルコール分解を活発にしてくれる効果に期待できるため、悪酔いを防げるかもしれないおつまみです。
スモークサーモン
ウイスキーのロックにはスモークサーモンのおつまみもイチオシです。燻製のスモーキーな香りと魚介の旨味、適度な塩気が、ウイスキーの味わいをより一層おいしく感じさせます。
スモークサーモンをはじめとした香りが強い燻製系のおつまみは、氷が溶ける前の飲みはじめに合わせるのがベストです。
カシューナッツ
氷が溶けはじめ、ウイスキーの香りが徐々に淡くなってきた頃には、おつまみも香りが少ないものに変えるとバランスが良くなります。
ウイスキーのおつまみとして定番のナッツ類で言うと、特にカシューナッツがおすすめ。香りやクセが少なく、ほのかな甘みがあり、マイルドになったウイスキーによく合います。
飲みはじめに合わせる場合は、ブラックペッパーやナツメグ、ガーリックパウダーなどを振りかけてスパイシーな味付けにすると良いでしょう。
野菜スティック
ウイスキーのロックの氷が溶け、さっぱりとした味わいに変わってきたら、ヘルシーな野菜スティックのおつまみもよく合うようになります。
中でもニンジンやキュウリ、大根など、香りやクセの少ない野菜が特におすすめです。
味噌とマヨネーズを合わせたディップソースやクリームチーズなどをつけて食べると、よりウイスキーが進みます。
クラッカー
ウイスキーをロックで飲む時のおつまみには、クラッカーも活躍してくれます。
アルコール度数や風味が強い飲みはじめの頃には、レバーペーストやスモークサーモンなどを乗せてカナッペにすると良いでしょう。見た目も華やかで、パーティーなどにもぴったりです。
氷が溶けて風味がマイルドになってきたら、サクサクのクラッカーをそのままおつまみになります。ほんのりとした塩気がウイスキーによく合います。
【水割り・ハイボール編】ウイスキーに合うおつまみ5選
ストレートやロックと比べてさっぱりとした味わいが特徴的な水割りやハイボールには、特に塩気のあるおつまみがぴったりです。
この章では、水割りやハイボールによく合うおつまみを5種類、紹介していきます。
- ・ポテトチップス
- ・いか塩辛
- ・オリーブオイル漬け
- ・鰹のたたき
- ・ソーセージ
ぜひ参考にしてください。
ポテトチップス
ウイスキーの水割りやハイボールのおつまみには、ポテトチップスがおすすめです。
スナック菓子とは言え、パリッとした食感や塩気の利いた味付けがウイスキーに絶妙にマッチし、晩酌タイムをより盛り上げてくれます。
味に変化を加えたい時には、ビニール袋に塩味のポテトチップスとかつお節を入れて振り、しばらく時間を置いて馴染ませてから食べるのもおすすめ。和風の味付けもウイスキーによく合います。
いか塩辛
魚介の旨味が凝縮されたいか塩辛は、さっぱりとしたハイボールとマイルドなウイスキーの水割り、どちらとも相性抜群です。
いか塩辛を冷蔵庫に常備しておけば、突然ウイスキーを飲みたくなった時にもおつまみに困りません。
アレンジメニューとしては、茹でたジャガイモに適量のバターといか塩辛を乗せたものがおすすめ。ハイボールやウイスキーの水割りによく合う味付けです。
オリーブオイル漬け
ウイスキーの水割りやハイボールのおつまみには、牡蠣などのオリーブオイル漬けもおすすめです。
オリーブオイルでじっくり漬けて凝縮されたうまみと、水割りやハイボールの爽やかな味わいが、お互いの良さを存分に引き立てます。
缶詰で販売されていることが多く保存も利くため、常備しておけるおつまみとしても重宝します。
鰹のたたき
ネギやミョウガ、ニンニク、生姜などの薬味をたっぷり乗せた鰹のたたきは、ウイスキーの水割りやハイボールにぴったりのおつまみの1つです。
ストレートやロックの飲み方だと香りや風味が強く、鰹の風味が半減してしまうこともありますが、さっぱりとした味わいの水割りやハイボールにはとてもよく合います。
ソーセージ
肉の旨味がギュッと凝縮されたジューシーなソーセージも、ウイスキーの水割りやハイボールとの相性が良いです。
特にスモーキーな香りが強いタイプのソーセージは、ウイスキーの味わいをより引き立ててくれます。
チーズやハーブ、ガーリックが入っているものなど、バリエーションが豊かなので、自分の好みに合わせて選べるのも嬉しいところです。
最後にウイスキーに合うおつまみのオリジナルレシピを紹介します。
ウイスキーに合うおつまみのオリジナルレシピ①「野菜のスパイシー唐揚げ」
調理時間:15分(漬け込み時間除く) 材料:4人前
- ・なす 1本
- ・しいたけ 4個
- ・れんこん 100g
- ・つゆの素ゴールド 大さじ2
- ・水 大さじ1
- ・米油 適量
(衣)
- ・米粉 大さじ3
- ・カレー粉 大さじ1/2
(トッピング)
- ・レモン 1/2個
- ・マヨネーズ 適量
作り方
1.なすはヘタを切り落とし、乱切りにする。しいたけは石づきを切り落とす。れんこんは皮を剥き、1.5cm幅のいちょう切りにする。
2.つゆの素ゴールド、水、1の野菜を袋に入れ、よく揉み冷蔵庫で10分程漬け込む。バットに衣の材料を混ぜ合わせ、漬け込んだ野菜にまぶす。
3.フライパンに2㎝ほどの米油を入れ中火に熱し、2の野菜を両面3分ずつ焼く。焼き色がついたら取り出す。器に盛りつけ、好みでレモンとマヨネーズを添える。
栄養価
1人あたり エネルギー153kcal タンパク質2.6g 脂質10.0g 糖質12.8g 食物繊維3.5g 食塩相当量 0.82g
ポイント1
衣をしっかりまぶすとカラッと揚がります。
また、お好みの野菜で代用可能です。
ポイント2
肉を使用した唐揚げでは不足しがちなビタミンミネラルを補えるように野菜を使用しています。また満足感が出せるように、大きめに切り歯応えのあるレンコンを取り入れました。
ウイスキーに合うおつまみのオリジナルレシピ②極細おつまみ芋けんぴ
調理時間:15分 材料:4人前
- ・さつまいも 中 1本(皮つきで約150g)
- ・米油 適量
- ・つゆの素ゴールド 大さじ1
- ・羅漢果(砂糖でも代用可) 大さじ1.5
- ・黒いりごま 適量
作り方
1.さつまいもは根元を切り落とし皮つきのまま、細切りの出来るピーラーで3mm幅の細切りにする。(ピーラーがない場合は、包丁で3mm幅の細切りを作る)
2.フライパンに米油を2cm程の高さまで入れ、中火に熱し、1を半量入れる。カリカリになるまで4分ほど揚げたらキッチンペーパーに取り出し油をきる。残りのさつまいもも同様に揚げる。
3.残った油を耐熱皿に移す、もしくは、キッチンペーパーで拭き取るなどし、同じフライパンにつゆの素ゴールドと羅漢果を入れ沸騰させる。フツフツとしたら、2を加え、全体に味が馴染んだら器に盛り付け、黒いりごまを散らす。
栄養価
1人あたり エネルギー97kcal タンパク質0.6g 脂質5.3g 糖質16.3g 食物繊維1.1g 食塩相当量0.41g
ポイント1
さつまいもは皮の色が綺麗で、なめらかなものを選ぶのがおすすめです。また、 ひげ根が生えているものは繊維が多く筋張っている場合があるので避けるのが良いです。
今回使用したピーラーは、下記の写真の物です。刃の部分が三角になっている種類だと綺麗な細切りが作れます。
ポイント2
さつまいもの皮の部分には食物繊維が豊富に含まれており便秘解消にも良いとされます。食物繊維には、便を柔らかくする水溶性食物繊維と、便の量を増やし腸の動きを活発にして排便を促す不溶性食物繊維があります。皮も上手く活用して、無駄なく食物繊維を取り入れられるといいですね。