結婚の挨拶の手土産の選び方や渡し方のマナー!喜んで頂ける品とは?
最終更新日:
公開日:
それぞれの両親への結婚の挨拶、その際に欠かせないのが手土産です。
年上の方、さらに今後も末永くお付き合いしていく相手だからこそ、手土産や渡し方にも気を配りたいもの。
この記事では、結婚の挨拶の時に喜ばれる手土産の選び方や、失礼にならないためにも知っておきたいマナーについて詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
目次
結婚の挨拶の手土産の選び方
結婚の挨拶に持参する手土産の選び方と、選ぶ時に注意したいポイントについてまとめました。
「何を持っていけばいいかわからない」という方は、まずこの6つのポイントを踏まえて選んでみてください。
- ・相手の苦手なものを確認する
- ・縁起にも気を配る
- ・のしは付けても付けなくてもよい
- ・相手の家の近所で買えるものは避ける
- ・日持ちしないものは避ける
- ・高級感や伝統のあるものを選ぶ
それでは、それぞれのポイントについて説明していきます。
相手の苦手なものを確認する
相手が苦手なものを持っていくのはできれば避けたいところ。
手土産を買う前に、彼(彼女)に両親の苦手なものについて聞いておくと安心です。
また、好き嫌い以外にも、苦手な理由は様々あります。
- ・高齢で硬いものが食べられない
- ・持病のせいで特定の食材が食べられない
- ・お酒は好きだけど日本酒は苦手
相手の好みだけでなく、健康状態や年齢などもあわせて聞いておくのがおすすめです。
縁起にも気を配る
せっかくの手土産なので、お祝い事に相応しい、一般的に縁起が良いといわれるものを選びましょう。
- ・「割れる」が不和を連想させるおせんべい
- ・切り分ける行為が「縁を切る」を連想させる羊羹やホールケーキ
- ・死や苦を連想させる数のもの(4や9を品名などに含むもの)
こういった、縁起の悪いと言われているものは避けたほうが無難です。
逆に、縁起が良いと言われているのは以下のようなものです。
- ・雄節と雌節が夫婦を連想させる鰹節
- ・長寿を連想させるバームクーヘン
縁起にも気を配ることで「細やかな配慮ができる人」という印象を与えられます。
のしは付けても付けなくてもよい
のし(熨斗)は、お祝いごとへの贈り物に付けるのが一般的です。
結婚の挨拶の時に渡す手土産は、時間を割いていただいたことへのお礼として渡すものなので、のしの必要はありません。
とはいえ、付いているからといって失礼になる訳ではないので、あまり気にする必要はないでしょう。
相手の家の近所で買えるものは避ける
相手の家の近所で購入することは避けた方が無難です。
事前準備を怠っていた、と相手に不誠実な印象を与えてしまう可能性があります。
また、近所で買えるものは普段から相手も家でよく食べていると考えられるため、できればある程度距離の離れた地域のものを選びましょう。
日持ちしないものは避ける
生菓子など賞味期限が短いものはできるだけ避けましょう。
訪問に向けて相手の家でもお茶菓子を用意している場合が多いため、渡された手土産をその場で食べるということはあまりしません。
訪問後に相手が食べることを考えると、賞味期限は1週間以上あるものを選んでおくことをおすすめします。
高級感や伝統のあるものを選ぶ
相手にお礼の気持ちを伝えると共に、できるだけ楽しんでもらえる工夫も凝らしましょう。
普段あまり手に入らない珍しい品や、名産品、伝統的なもの、また見た目の美しいものは食べる前から見て楽しむこともできます。
また、自分の地元にゆかりのある手土産を選べば、話のきっかけにもなりやすいです。
結婚の挨拶の手土産で喜ばれる品5選
実際に結婚の挨拶で喜ばれる手土産とは具体的にどんなものなのでしょうか?
この記事では、厳選して5種類を紹介します。
- ・鰹節
- ・お惣菜
- ・和菓子
- ・洋菓子
- ・お酒
それぞれ、気を付けるポイントを抑えつつ選んでみてください。
鰹節
鰹節は昔から縁起が良い贈り物として、お祝いの場で用いられてきました。
特に、年配の方には上質な食材を常日頃から意識して取り入れている方も多いため、鰹節は喜ばれる傾向にあります。
「雄節と雌節を合わせると夫婦になる」「縁起物の亀の甲羅に似ている」といった理由から贈り物に選ばれることが多い鰹節は、料理が好きな方や健康に気を遣っている方におすすめです。
ただ、削る前の本節を送る場合は、相手が削り器をもっているか事前に確認をしておきましょう。
和菓子
和菓子は挨拶時の手土産として定番です。
特に、年配の方だと「洋菓子より和菓子の方が好き」という場合も多いので、喜ばれる可能性が高いです。
和菓子を選ぶ際は、賞味期限の短い生菓子は避けるように気を付けましょう。
賞味期限の長くて切り分ける必要のない、どら焼きや最中なども良いです。
洋菓子
洋菓子も、和菓子と並んで挨拶時の手土産の定番です。
事前にリサーチした結果、相手が「和菓子より洋菓子の方が好き」ということであれば、洋菓子を選ぶと良いでしょう。
ホールケーキなどはしまう場所がない、切り分けるため縁起が悪い、日持ちがしない、と敬遠されがちです。
長寿を意味する年輪がモチーフのバームクーヘンや、個包装の焼き菓子などが人気です。
また、夏の暑い時期などはゼリーなど涼しげなものもおすすめです。
お酒
お酒も手土産として人気があります。
ただし、お酒と一口に言ってもビール、日本酒、ワイン、泡盛と種類が非常に豊富なため、必ず相手の口に合うかどうか事前に確認しておくことが大切です。
珍しい地酒や海外のお酒など、相手の興味をより惹けるようなものを選ぶと良いでしょう。
結婚の挨拶の手土産を持っていくメリット
結婚の挨拶時に手土産を持っていくと、どういったメリットがあるのかを解説していきます。
- ・気持ちを相手の両親へ伝えられる
- ・好印象を与えられる
- ・今後の関係を円滑にできる
長い付き合いになる相手ですので、できるだけ最初の印象を良くしておくことが大切です。
気持ちを相手の両親へ伝えられる
相手の家を訪問する際、自分のためにわざわざ時間を作ってくれた相手へのお礼として手土産を持参するのが大人のマナーです。
また、相手の好みや食の傾向に合うものを渡せば、「あなたのことを思って選びました」という気持ちも伝わります。
好印象を与えられる
手土産を持参すると、社会人としてのマナーがきちんと身についている、と相手に好印象を与えることができます。
結婚の挨拶とは一生に一度のけじめの様なもの。
たとえ気心の知れた相手だとしても、手ぶらで挨拶に行くと良い印象を持たれない場合もあるため、注意が必要です。
今後の関係を円滑にできる
結婚後は家族の一員としてお付き合いしていく相手です。
結婚の挨拶の時に手土産を持っていかなかったせいで、「この人は常識がない」と思われてしまうと、その後の関係にも響く可能性があります。
今後の関係を円滑に進めていくためにも、手土産は持っていくのがベストです。
結婚の挨拶の手土産の金額の相場は3,000円~5,000円
結婚の挨拶の手土産の金額の相場は3,000円~5,000円とされています。
あまり安すぎても失礼ですが、高すぎても気を遣わせてしまうので、3,000円~5,000円以内で予算を組むのがおすすめです。
結婚の挨拶の手土産の渡し方のマナー
手土産は、ただ渡せばいいというものではありません。
特に初対面の目上の方には失礼が無いよう、いつも以上に気を付ける必要があります。
- ・挨拶当日の服装にも気をつける
- ・玄関先でまずは挨拶をする
- ・洋室では立ったまま、和室では着座してから渡す
- ・紙袋から出して渡す
- ・新郎と新婦が相手方の両親へ渡す
- ・挨拶の後にはお礼状を出す
挨拶当日までに頭の中で練習をしておくことをおすすめします。
挨拶当日の服装にも気をつける
特に決まりはありませんが、清潔感があり、ある程度フォーマルな印象を与える服装がベスト。
男性ならスーツ、女性なら明るい色のワンピースやジャケットにパンツなど、オフィスカジュアルに近い服装がおすすめです。
玄関先でまずは挨拶をする
玄関で靴を脱ぐ前に、まずは一言挨拶をするのが正しいマナーです。
簡単な挨拶の後名前を伝え、「本日はよろしくお願いします」と頭を軽く下げましょう。
このタイミングでは、軽い挨拶で大丈夫です。
洋室では立ったまま、和室では着座してから渡す
手土産を渡すタイミングは、部屋に通されて一息ついてからが原則ですが、洋室の場合は椅子に座る前に渡します。
「こちらにどうぞ」と座る席を指定された場合はそこに座りますが、特に何も言われない場合は下座に座るのがマナーです。
基本的に出入り口に一番近い席が下座です。
また、座る際は一言「失礼します」と言うと、よりスマートな印象を与えられます。
紙袋から出して渡す
手土産を紙袋のまま渡すのは失礼にあたるので気を付けましょう。袋から取り出し、相手から見て正面になるよう両手で持って手渡します。
もし冷蔵が必要な商品の場合は、この時点で伝えておくと相手もすぐに対応ができるので、一言添えると良いでしょう。
新郎と新婦が相手方の両親へ渡す
手土産とは、相手の家に訪問する立場の方がお礼の気持ちをこめて渡すことに意味があります。
新郎の家へ挨拶に行く場合は新婦が、新婦の家へ行く場合は新郎がそれぞれ相手方の両親に渡すのが決まりです。
挨拶の後にはお礼状を出す
挨拶が終わって2~3日の間にお礼状を出すと、相手により丁寧な印象を与えることができます。
時間を取っていただいたことへ感謝の気持ちをこめて、封書で送るのが賢明です。
まとめ:結婚の挨拶の手土産で相手に喜んでもらいましょう
せっかくなら、これから末長くお付き合いをしていく相手に喜んでもらえるような手土産を選びたいですよね。
他とは違う上質な贈り物を探すなら、300年以上の歴史を誇る鰹節専門店にんべんがおすすめ。
縁起のよい鰹節だけでなく、予算に合わせて色々なギフトをご用意しております。
縁起を気にする方やお料理上手な方におすすめなのが、「進物用本枯鰹節」です。
▶にんべんの進物用本枯鰹節はこちら
毎日食べる料理だからこそ上質な素材のものを使いたい、そんな方にぜひ使ってほしい一品です。
手軽に最高級鰹節の味を楽しみたい、という方には「鰹節けずり節フレッシュパックゴールド詰め合わせ」がおすすめです。
▶にんべんの鰹節けずり節フレッシュパックゴールド詰め合わせはこちら
独自のハイソフト製法で、削りたての風味を損なわないよう丁寧に削り上げた、口当たりの優しいけずり節です。
納豆や冷奴、おひたしなどに振りかけるだけで、普段の料理がワンランク上の美味しさになります。
にんべんでは、贈答用に化粧箱やのし付けの対応も行っているので、贈り物に最適です。
大切な方においしい物を食べて笑顔になってほしいと思う、そんな方にはにんべんの商品がおすすめです。
手土産を用意して、ぜひ結婚式の挨拶を成功させましょう。