鰹節は妊活中の女性・男性どちらにもオススメな食材!
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女性の妊活中に良いと言われる『鰹節だし』
妊活中の食事は、妊娠したあとの体づくりにも重要な意味を持ちます。普段から健康的な食習慣を心がけることが大切ですが、何かきっかけがないと難しいという人にはよいチャンスです。
妊娠中は、塩分の摂取に特に気を付けないといけません。それでいて摂取カロリーは増やさなければならないので、食事量は増えるのに塩分は制限となかなか厳しいものです。というのも、食べる量が増えると食品そのものが持つ塩分や調味料の摂取により、塩分の摂取量も増えるのが基本だからです。
お腹の中にいる赤ちゃんの分まで栄養を取りながらも、なるべく薄味にするというのが妊娠中の食事の基本となります。
日本は伝統的に醤油や味噌など使用した料理が多く、塩分の摂取量も多いとされているので急な減塩は難しいでしょう。妊活をきっかけとして薄味の食事に慣れておけば、妊娠中も塩分摂取量を減らした食生活に移行しやすくなります。
・減塩に対するだしの活用
日本には古くから伝わるだしの文化があります。昆布や鰹節から取ることができる天然のだしは、料理に自然で奥深い旨味を加えられるということがメリットです。
だしで旨味を効かせることで風味が加わり料理が美味しくなるので、塩や醤油などの調味料を減らすことができます。高血圧や腎臓病の治療のための減塩食の場合にもだしを使うことが推奨されています。
だしの他にも、香味野菜や香辛料などを使うことで減塩することが可能です。また、新鮮な食材は、そのもの自体の旨味がとても強いので減塩食に役立ちます。旨味の強い新鮮な食材を使ってだしや香りの豊かな食材で風味を付ければ、減塩でもおいしい食事を作ることができますよ。
・旨味だけじゃなく栄養も
だしは植物性の食品から取るものと、動物性の食品から取るものに分けられます。鰹節など動物性の食品からとるだしは、効率よくたんぱく質を補給できるというメリットもあります。
だしの場合は、鰹節をそのまま口にするわけではありませんが、鰹節から抽出しただしにもたんぱく質は含まれていますし、鰹節そのものを使った料理をとり入れることで旨味と同時にたんぱく質や不飽和脂肪酸などのさまざまな栄養素を摂ることが可能です。妊活中は妊娠に備えて健康的な食習慣を築く大切な期間なので、ぜひだしを活用して健やかな体を目指しましょう。
妊活中の男性にも鰹節は心強い味方です
自分の体は健康なはずなのに、なぜか妊娠できないと悩んでいる人がいるかもしれません。妊娠は条件が揃って成立するもので、男性、女性どちらかの努力だけでは難しく、特に男性の体質というものも重要となります。
・生活習慣も大切
精子の運動能力は、ストレスや食生活に大きく影響されます。 ストレスの多い生活を送っていたり、食生活が乱れていたりすると体内で活性酸素という物質が増え、細胞の老化をすすめてしまうからです。
精子の運動能力を高めるためには、健康的な体づくりが欠かせません。外食やコンビニ食の多い生活をしていると、質の悪い油を多く摂る可能性が高くなり、活性酸素の増加と細胞の酸化をすすめてしまいます。
精子形成に必要とされる栄養素には亜鉛やアルギニンが挙げられており、鰹節にはアルギニンが多く含まれています。また、活性酸素の発生や増加を抑えるためには、野菜や果物に多く含まれるビタミン類やポリフェノールをしっかり摂ることが大切です。
女性だけではなく男性も、妊活をきっかけに食生活を見直して、健康的な体づくりへの意識を高めてみましょう。