そうめんの地域別の食べ方まとめ!飽きずに美味しく食べる工夫も公開
最終更新日:
公開日:
夏の暑い時期はもちろん、食欲のない時や手早く食事を済ませたい時にも、ツルンと食べやすいそうめん。
そうめんは、つゆで食べる以外にも、さまざまな美味しい食べ方があるのをご存知でしょうか。そうめんは、地域によって食べ方が異なります。
今回は、鰹節の他にそうめんも販売するにんべんが、そうめんの地域別の食べ方や歴史などを詳しく紹介していきます。同じそうめんでも、食べ方が違うだけでまったく別の味になるので、連日楽しめるはずですよ。
そうめんの地域別の食べ方
この章では、日本全国で食べられている美味しいそうめんを紹介します。
- ・石川県「茄子そうめん」
- ・栃木県「苺そうめん」
- ・静岡県・愛知県「酢味噌そうめん」
- ・関西「冷やし中華風そうめん」
- ・滋賀県「鯖そうめん」
- ・大分県「かぼす麺」
- ・鹿児島県「そうめん流し」
- ・沖縄県「そうめんチャンプルー」
家にある食材で簡単につくれるそうめんもたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね。
石川県「茄子そうめん」
石川県金沢市周辺は、茄子とそうめんを一緒に煮て食べる、茄子そうめんが郷土料理です。
茄子とそうめんを一緒に煮る以外にも、茄子を添えるだけや、砂糖と醤油で煮た揚げ茄子をそうめんに添えて食べる方法もあります。
栃木県「苺そうめん」
栃木県では、名産いちご「とちおとめ」を練りこんだそうめんが愛されています。ほんのりピンク色の麺で、ほのかないちごの風味を楽しめますよ。見た目がかわいいとあって、女性や子供にも人気です。
苺そうめんは、季節限定で販売されているため、年中購入できるわけではありません。
静岡県・愛知県「酢味噌そうめん」
静岡県の浜松市周辺や愛知県の一部では、そうめんにつゆではなく酢味噌をかけて食べる食べ方があります。
酸味が食欲を刺激するため、夏バテで食欲がない時におすすめですよ。お好みで、きゅうりの千切り、みょうが等の薬味を加えると、食感にアクセントがついてさらに美味しくいただけます。
関西「冷やし中華風そうめん」
関西では、そうめんの上にカニカマやハム、錦糸卵などをのせた冷やし中華風そうめんがよく食べられています。
家庭によってトッピングはさまざまで、キュウリやトマトなどをのせてもさっぱりとして美味しいですよ。
彩りも良く、家にある食材で簡単に作れるのが嬉しいポイントです。
滋賀県「鯖そうめん」
鯖そうめんは、滋賀県長浜市の郷土料理の1つです。
甘辛いだしで煮た鯖の切り身を、甘辛いだしにくぐらせたそうめんの上にのせていただきます。鯖そうめんは、主食ではなく、おかずとしてご飯と一緒に食べる事が主流のようです。
滋賀県には、鯖そうめんの人気店がいくつかあります。地元の人からはもちろん、一度食べたらやみつきになると、県外からも連日たくさんの人がやって来るそうです。
大分県「かぼす麺」
大分県では、名物のかぼすを使ったそうめんが製造・販売されています。
甘みを含んだ酸味のあるかぼす麺は、つゆとの相性が良いです。トッピングとして、さらに輪切りにしたかぼすを麺の上にのせると、パンチがあって美味しいですよ。
鹿児島県「そうめん流し」
そうめん流しは、楕円形のそうめん流し器にそうめんを入れ、ぐるぐると流れているそうめんをすくって食べる方法です。
「流しそうめん」ではなく「そうめん流し」と呼ばれており、鹿児島県指宿市のご当地そうめんとなっています。
沖縄県「そうめんチャンプルー」
チャンプルーとは、沖縄の方言で「混ぜ合わせる」という意味です。
そうめんチャンプルーとは、硬めに茹でたそうめんを、ツナや野菜などと一緒に炒めて食べる、沖縄特有の食べ方を指します。
野菜をたくさん入れることでボリュームが増し、食べ応えのあるそうめんになりますよ。
そうめんの歴史や由来
そうめんは、実はかなり昔からある食べ物です。この章では、そうめんの歴史や由来を紹介します。
- ・そうめんの歴史
- ・そうめんの由来
順番に解説していきますね。
そうめんの歴史
そうめんは、奈良時代に中国から伝来した「索餅(さくべい)」が元となっています。索餅とは、小麦粉と米の粉を練り、縄のようにねじったお菓子です。
当時は寺院や宮中などでしか食べられない、高級食材として扱われていました。
鎌倉時代には、中国から麺を手延する方法が伝わり「素麺(そうめん)」が誕生したとされています。そうめんの作り方や調理方法が確立されたのも、この時期と考えられています。
しかし、鎌倉時代になっても、そうめんは庶民が気軽に食べられる食材ではなく、寺院や宮中の宴会などでしか食べられない高級食材だったようです。
江戸時代になってそうめん作りがさかんになってきてから、ようやく庶民もそうめんを食べられるようになりました。
そうめんの由来
そうめんは先ほどお伝えした通り、中国の「索餅(さくべい)」が元となっている食材です。索餅は、室町時代になると、「索麺(さうめん)」や「素麺(そうめん)」といった文字が使われるようになりました。
江戸時代以降は、「索」の発音が「さう」や「そう」などと混同されて、「そうめん」といわれるようになり、やがて「素麺(そうめん)」の表記が一般化したとされています。
日本三大そうめんとは?
この章では、日本の三大そうめんを紹介します。
- ・播州そうめん
- ・小豆島そうめん
- ・三輪そうめん
1つひとつみていきましょう。
播州そうめん
播州そうめんは、兵庫県播州地方にある揖保川流域発祥のブランド「揖保乃糸(いぼのいと)」で有名なそうめんです。
約430の製麺所からなる協同組合で製造しているため、流通数が多く、日本で最も良く食べられているそうめんといっても過言ではありません。
600年受け継がれる伝統技法で、もっちりとしたコシのある食感に仕上げています。
小豆島そうめん
ブランド「島の光」で知られる小豆島そうめんは、香川県小豆島で作られているそうめんです。
麺を伸ばす際に、小豆島の特産品である純正ごま油を使用しているため、麺がほんのり黄色がかっています。
小豆島そうめんは、讃岐うどんの祖先ともいわれており、弾力が強いのが特徴です。
三輪そうめん
1200年以上の歴史がある三輪そうめんは、そうめん発祥の地である奈良県三輪地方で作られているそうめんです。
コシが強く、細く伸ばすことができるため、「細きこと糸のごとく白きこと雪のごとし」といわれています。
三輪そうめんには4つの等級があり、麺が細ければ細いほど等級が高くなります。
飽きずに美味しく食べるなら!そうめんのつゆにこだわる
そうめんは、癖がなくツルっと食べやすいため、とくに夏によく食べるという人が多いです。しかし、いつも同じ味だと飽きてしまう、という人もいるでしょう。
そうめんを飽きずに美味しく食べるには、めんをつけるつゆにこだわるのが良いですよ。
つゆは、だしの利いたものを選ぶと、麺を口に入れた瞬間に鰹節の風味がふわっと鼻を通ります。
鰹節専門店として300年以上の歴史があるにんべんでは、そうめんと相性が良いつゆを多数ご用意しております。
中でも「つゆの素(2倍濃厚)」は、だしの風味豊かな2倍濃厚のつゆの素です。特級醤油と厳選した鰹節、北海道産の昆布を使用し、「だし感」にこだわって作りました。
そうめんはもちろん、和食全般の味付けに大活躍しますよ。
▶にんべんのつゆの素(2倍濃厚)はこちら
つゆは、原料が違えば味わいや風味も違ってきます。自分好みのつゆを見つけて、そうめんを美味しくいただいてくださいね。
まとめ:そうめんの地域別食べ方を試してみよう
そうめんは、地域によってさまざまな食べ方があります。
今回紹介した地域別の食べ方では、とくに「冷やし中華風そうめん」や「そうめんチャンプルー」などが、家にある食材で簡単に作れるため、気軽に作ってみてくださいね。
「苺そうめん」や「かぼす麺」などをお取り寄せして、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
いつものそうめんをより美味しく食べるなら、つゆにこだわるのがおすすめですよ。つゆを変えるだけで味わいがガラッと変わり、飽きずに美味しく食べられます。
最後にもう一度、そうめんにぴったりのつゆを紹介しますね。
「つゆの素(2倍濃厚)」は、「だし感」にこだわって作ったつゆの素です。
にんべんが厳選した鰹節だしを使用し、さらに風味をアップするために昆布だしも加えています。
▶にんべんのつゆの素(2倍濃厚)はこちら
そうめんは、食べ方やつゆ次第で味のバリエーションが無限大に広がります。素材にこだわったつゆを使って、いつもよりワンランクアップしたそうめんをお楽しみください。
同じそうめんでも、つゆを変えるだけで味わいは大きく変化するので、さまざま味をお楽しみください。