【2024年最新版】長寿祝いの人気プレゼント10選!マナーや金額の相場
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長寿祝いに贈りたい厳選した人気のプレゼントからマナーや金額の相場までを解説しています。
「長寿祝いを贈る相手に喜んでほしい」と思っている人は、ぜひこの記事の内容を活用してくださいね。
目次
長寿祝いとは?どんなプレゼントを送ればいいの?
お祝いの由来
長寿祝いの由来は、中国の儒教思想からきているといわれています。儒教思想では敬老精神が浸透しており、長寿の方に詩を贈る風習がありました。その風習が平安時代に日本へ伝わり一般に広まって、現代の長寿祝いのかたちになったのです。
昔は現在に比べて人々の寿命が短く、「人生50年」といわれる時代です。そのため、干支が一周して生まれた時の干支に戻る60歳を長寿として祝っていました。60歳を迎えられることが少なかったため、おめでたいこととして長生きを家族で喜び合ったのです。
現代では医療が発達したことで人々の寿命も延び、「人生100年」といわれるほどになりました。最近は還暦を第二の人生のスタートとしてお祝いする方が多いですね。
贈る年齢には種類がある
長寿祝いは年齢によって形式が異なります。もとは60歳の長寿を祝うものでしたが、寿命が長くなったことで祝う年齢が増えていきました。
長寿祝いの種類は、60歳を祝う還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、そして100歳の紀寿または百寿。今後さらに寿命が延びていけば、お祝いする種類も増えるかもしれませんね。
それぞれの種類には、長寿祝いに贈るとよいとされる色があります。どんなプレゼントを送るべきか悩んだら参考にしてください。
60歳を祝う還暦
還暦とは「歴が還った」という意味です。60歳で干支が一周して生まれた干支に戻る、つまり歴が還るということに由来しています。
干支が一周して新たな歴を迎えるということから、還暦には赤ちゃんに戻って生まれ直すという意味合いもあります。そのためお祝いでは、赤ちゃんになぞらえて赤い頭巾や赤いちゃんちゃんこなどの赤色のプレゼントを贈るのが一般的です。
また、昔から赤という色は魔除けになると考えられています。悪いものから身を守り、健康を願うプレゼントを贈りましょう。
70歳を祝う古希
古希とは、「昔から稀だ」という意味です。この意味は、唐の詩人である杜甫の詩「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」(酒代のつけは私が普段行く場所には、どこにでもある。しかし、人生七十年生きる人は古くから稀である)に由来しています。
つまり、中国の有名な詩人の詩で「70年も生きる人は昔から稀だ」といわれたことから古希といわれるようになったのです。
お祝いでは紫色のものを贈るのが一般的です。紫色は昔の日本では位の高い人にだけ許されていた色でした。そのため、70歳を迎えた方への敬意といたわりから、紫色が古希の色となりました。
77歳を祝う喜寿
喜寿は、喜びの略字体が「七十七」に分解できることに由来しています。 お祝いの色は古希と同じく、紫色です。
80歳を祝う傘寿
傘寿は、傘の略字体が「仐」で「八十」に分解できることに由来しています。お祝いの色は、古希、喜寿と同じく、紫色です。また、金、金茶、黄色とされる場合もあります。
88歳を祝う米寿
米寿は、米の字が「八十八」に分解できることに由来しています。「米」は日本人の生活に欠かせない食べ物。そのため米の字に表された88歳のお祝いは大変めでたいとされ、米寿祝いは「米(よね)のお祝い」ともいわれています。
お祝いの色は金、金茶、黄色です。これは「米」の文字から、田んぼで実入りを迎えた稲穂の黄金に光り輝く様子が連想されることからきています。お祝いでは金、金茶、黄色のちゃんちゃんこや頭巾などを身につけて祝うのが一般的です。
90歳を祝う卒寿
卒寿は、卒の字の略語が「卆」で「九十」と分解できることに由来しています。古希、喜寿などと同じように、紫色のものを贈って祝います。
99歳を祝う白寿
白寿は、99が100から1を引いた数字であることにかけて、「百」の漢字から「一」を取ると「白」の字になるということに由来しています。
お祝いの色は「白寿」ということから白色です。また、日本ではおめでたい色として紅白が知られていることから、白と赤ともされています。お祝いでは白と赤のちゃんちゃんこや頭巾などを身につけて祝うのが一般的です。
100歳を祝う紀寿または百寿
百寿は、100歳のお祝いを表す言葉で、紀寿ともいいます。
101歳以上のお祝い
100歳以上の年齢になると、それだけで有り難く喜ばしいことであるため、毎年上寿のお祝いとして祝います。
一方で、101歳以上にも区切りとなる長寿の種類は存在します。108歳を祝う茶寿、111歳を祝う皇寿、2回目の還暦を迎える120歳を祝う大還歴、そして250歳を祝う天寿です。
120歳まで生きる人は実際に存在するためまだ現実的ですが、250歳の長寿祝いがあることには驚く方も多いのではないでしょうか。250歳の天寿には寿命という意味もあり、「天寿を全うする」という慣用句でこの言葉が使われています。
長寿祝いのプレゼントの金額の相場はいくら?
表書きは、還暦なら「祝還暦」、古稀なら「祝古稀」などとなります。ほかに「寿」、「寿福」などと書くことも可能です。熨斗付きで、紅白あるいは金銀の、蝶々結びの水引きをつけてお祝いを贈ります。
長寿祝いのおすすめのプレゼント10選
今回は長寿祝いにおすすめのプレゼントを10選ご紹介します。
- ①鰹節
- ②つゆ
- ③ワイン
- ④マグカップ
- ⑤寝具
- ⑥お惣菜
- ⑦お吸い物
- ⑧洋菓子
- ⑨和菓子
- ⑩タオル
ぜひプレゼント選びの参考にしてみてください。
①鰹節
鰹節は夫婦円満、長寿、勝つ男などを連想させる縁起物として知られています。長寿を連想させる意味は、かつお節の雄節と雌節を左右並べると亀の甲羅に似ており、亀が長寿を象徴する生き物であることが由来です。
鰹節は長寿を連想させる縁起物であるだけでなく、様々な料理に使うことができ、保存も効くのでプレゼントにおすすめです。
おすすめは300年以上の伝統を持つにんべんの鰹節です。鰹節の中でも最高級品の「本枯鰹節」を使用しているので、風味は絶品です。
にんべんの鰹節一覧ページはこちら
②つゆ
調味料の贈り物は実用的で喜ばれます。日本の食卓にだしや醤油は欠かすことのできないものですが、料理を手軽に美味しくできるつゆは長寿祝いにもおすすめ。
何歳になっても健康でいるためには、美味しく身体に良いごはんを食べることが大切です。しかし高齢になると、手間のかかる料理は大変になることも。料理の負担を軽くしつつ、これからも元気でいてほしいという願いを込めたプレゼントとしておすすめです。
こちらも、にんべんがおすすめです。
にんべんのつゆ一覧ページはこちら
③ワイン
還暦や卒寿・白寿祝いのお祝いなら、赤や白のワインを贈るのはいかがでしょうか。ワインならお祝いの色と合わせることができるうえに、お酒を好まれる方であればきっと喜んでもらえます。
最近は名前やメッセージをラベルに入れるサービスもあります。お祝いのメッセージが刻まれたボトルを用意すれば、お祝いの席でも盛り上がるプレゼントになるでしょう。
④マグカップ
普段使いができるマグカップのプレゼントもおすすめです。お祝いに合った色を選びやすいこともポイント。還暦のお祝いなら赤いマグカップが喜ばれます。
マグカップにも様々なデザインがありますが、還暦のお祝い用に落ち着いたデザインや高級感のある色味のものなど、ラインナップは豊富です。イメージに合ったものを探してみましょう。
⑤寝具
枕や布団などの寝具の贈り物は健康に関心がある高齢の方々に喜ばれます。睡眠は人生の三分の一を占めるもの。その睡眠時間を過ごす寝具は、健康を考えてしっかりと身体を休められるものを使いたいと思う方も多いのではないでしょうか。
特に高齢の方であれば、寝具によって腰痛や肩こりが改善することもあります。身体をいたわるプレゼントとして人気です。
⑥お惣菜
食卓に加えることのできるお惣菜も長寿祝いのプレゼントとしておすすめです。漬物や佃煮など普段の食事に一役買ってくれるものだと喜ばれますね。また、黒毛和牛や海鮮など高級なお惣菜も特別感があってお祝いにぴったりです。
お惣菜を選ぶポイントは、素材や味にこだわったものを選ぶこと。また好みやアレルギーがないかなども確認しておきましょう。
にんべんのお惣菜なら、鮮度を保ったまま冷凍で手軽に贈ることができます。
⑦お吸い物・味噌汁
少し贅沢なお吸い物も長寿祝いの定番のプレゼント。お吸い物は胃腸に負担をかけることがないので、高齢の方にも贈りやすい食品とされます。また保存が効き、食べるときはお湯を注ぐだけなので調理も簡単です。
さまざまな種類の詰め合わせなら毎回食べるときに選ぶ楽しみもあります。最中に具材が入ったお吸い物は、見た目も可愛いので喜ばれやすいです。
にんべんのお吸い物は、やさしい味わいです。
にんべんのお吸い物・味噌汁一覧ページはこちら
⑧洋菓子
お菓子は贈る人を選ばない贈り物です。洋菓子が好きな人にはフルーツゼリーやチョコレート、焼き菓子などを選ぶといいでしょう。
⑨和菓子
和菓子が好きな人には羊羹や最中、大福などが喜ばれます。和菓子洋菓子問わず、お菓子を送る場合は賞味期限を見て日持ちするものを選びましょう。
⑩タオル
タオルは普段から使うもので、いくらもらっても困らない贈り物ですね。デザインや触り心地が豊富にあるので、長寿祝いに合った色やデザインのものを選ぶと喜ばれます。
ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルなどがあり、プレゼント用にセットになったものもあるので、贈る相手のことを考えて選びましょう。
長寿祝いのプレゼントを贈るときの注意点やコツ
長寿祝いに贈ってはいけないもの
長寿祝いでは、健康で長生きしたことを喜んだり願ったりするお祝いです。そのため、「苦」や「死」を連想させるものを贈ることはタブーとなっています。例えば、髪をとかす「くし」などがそれにあたるでしょう。
ほかにも縁起のよくないものを贈ることは控えましょう。贈り物をするときは、よくない意味が含まれていないか一度確認することをおすすめします。
スーパーやコンビニで売っていないものを贈るのがコツ
長寿祝いは、スーパーやコンビニで売っていないものを贈るのがコツです。
普段立ち寄るスーパーやコンビニで売っていない商品を贈ることで「わざわざ選んでくれたんだな」と長寿祝いを受け取った相手が思ってくれやすいですよ。
長寿祝いののしの書き方
長寿祝いには、「何度あっても嬉しい」という意味がある、花結び(蝶結び)の水引がかかったご祝儀袋を選びましょう。祝いごとでは濃い墨で表書きを書きます。
上段は「敬寿」や「祝延寿」、あるいは長寿の種類によって「祝還暦」や「還暦御祝」となきます。百歳以上の長寿のお祝いを贈る場合は「御上寿御祝」です。
下段は送り主の名前を、上段の文字に比べて少し小さくなるように書きます。このとき、全体のバランスを見て余白がなく自然におさまるようにしましょう。
お祝いの手紙を合わせて贈る
プレゼントと一緒にお祝いのメッセージを手紙にして贈ると、いっそう長寿を祝う気持ちが伝わり喜ばれます。健康を気遣ったり趣味や仕事を応援したりする言葉を添えましょう。
また、長寿祝いを機に日頃の感謝の気持ちやお礼を伝えることもできます。相手のことを思い浮かべて、心を込めたメッセージを贈りましょう。
心を込めた長寿祝いのプレゼントを贈りましょう
長寿祝いは長生きを喜ぶお祝いとされ、年齢によって種類がありお祝いに合う色があります。プレゼントを贈る際は色を参考にするといいでしょう。
また、高齢の方への食材のプレゼントなら、健康に気を遣って素材や味にこだわることも大切です。長寿祝いにぴったりのだしやつゆを選ぶなら「にんべん」がおすすめ。「にんべん」なら価格や用途に合わせて、様々な商品から贈り物を選ぶことができます。
健康で長生きすることは当たり前ではなく、とても喜ばしいことです。ぴったりのプレゼントを見つけて、大切な人の長寿をお祝いしましょう。