・ たんぱく質
意外かもしれませんが、鰹節は高たんぱく質食材です。たんぱく質のとれる食材には魚や肉、豆類、乳製品、卵といったさまざまなものがありますが、鰹節はかつおの身の水分が抜けている分栄養素が凝縮されており、効果的にたんぱく質をとり入れることができます。
たんぱく質の働きは、主に体の組織を作ることです。たんぱく質は、筋肉・臓器・髪の毛・皮膚・爪などの体の組織を構成する成分になるほか、酵素やホルモンといった体の重要な働きに欠かせない物質を作る成分にもなります。
鰹節に含まれるたんぱく質の量は、100g中に77.1gです。春獲りかつお100gあたりのたんぱく質量が25.8gとなっているので、比較すると鰹節のたんぱく質量の多さがわかりますね。
しかし、鰹節は1度に食べる量がわずかであるという点を考慮しなくてはいけません。実際に、1食で食べる鰹節の量を5gとすると、たんぱく質量は3.9gにまで落ちてしまいます。しかし、卵1個のたんぱく質量が6.2g、牛乳は100ccで3.3gとなっており、少量でたんぱく質がたくさんとれる鰹節は、やはりたんぱく質源としてはとても魅力的な食品です。
【必須アミノ酸】イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン
この必須アミノ酸をバランス良く含む食品は「良質のたんぱく質」と呼ばれ、アミノ酸スコアは最大100で表されます。100に近いほどヒトにとって理想的なアミノ酸組成であるということができ、アミノ酸スコアが100の鰹はまさに良質のたんぱく質なのです。
鰹節に含まれるアミノ酸には、乳幼児の成長には欠かせないヒスチジンや、血中のコレステロールを下げたり血圧を正常に保ったりする働きのあるタウリンが含まれています。鰹節は小さなお子様から高齢の方まで、家族全員の健康をカバーできる優れものです。
・ カルシウム
カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない重要なミネラルです。また、それ以外にも出血を予防する、筋肉の興奮を抑えるといった働きを持っています。日本人は慢性的にカルシウムが不足しており、乳製品や小魚といったカルシウムの多い食品の摂取が勧められています。
執筆監修者:片村優美
大学卒業後、管理栄養士免許取得。
2つの病院に勤務し、糖尿病や高血圧、腎臓病などの様々な疾患で悩まれる患者様に対して栄養指導などを行ってきました。
現在は、レシピ開発や健康・ダイエットに関するコラム執筆などのお仕事を行っています。
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