子供の笑顔に会いたい!鰹節だしを使って安心離乳食
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味覚を形成する!鰹節だしの旨みの秘密
離乳食をスタートさせる5〜6か月頃は、素材の味やだしを活用した料理が基本です。離乳食を作る時間がなかなか確保できないという人は、市販の顆粒だしの使用を考えることもあるかもしれませんが、塩分が多いので不安を感じてしまいますよね。
体の小さな赤ちゃんは腎臓などの臓器が未発達なので、塩分の多い食事は体に負担をかけてしまいます。なるべく素材の味を活かした方が良いといわれるのは、味覚のためだけではなく体を守るという理由もあるのです。
ベビーフードと呼ばれる市販品のなかにもだしの取り扱いはありますが、実は塩分が添加されているものもあれば、添加物など心配な点も多いのが現実です。「赤ちゃんに安心して与えられるだし」と考えると、やはり天然のだしという答えが自ずと導き出されます。
しかし、「だしのとり方がわからない」「だしをとる時間がない」と不安になる方もいると思います。そこで、次の項では初心者ママでも簡単に安全な天然だしをとる方法を紹介していきます。
だしポットでお手軽に!
① だしポットに18gの鰹節を入れます。
② 水を600ml加えます。
③ だしポットのふたをせず、500wの電子レンジで7分間加熱します。
④ だしポットについているこし器を使ってだしをこします。
天然鰹節だしには添加物が入っていないので、味覚に敏感な赤ちゃんにも安心して与えられます。また、食塩不使用という点も腎臓などの臓器が未発達の赤ちゃんにはうれしいポイントですね。
<にんべんで取り扱っている削り節>
にんべんではだしポット用の削り節を3種類取り揃えています。
・かつお … 国内産の鰹枯節を使用したもので、芳醇な香りながらもすっきりとした旨味を特徴としています。煮物やおひたしなどがおすすめです。
・かつお・昆布 … 国内産の鰹枯節と北海道産の昆布の合わせだしがとれます。煮物や汁物におすすめです。
・鰹・宗田鰹・鯖 … 国内産の鰹節、宗田鰹節、鯖節を使用しており、コクのある味深めのだしがとれます。そばつゆなどへの使用がおすすめです。
だしポット用の削り節は小分けのパックになっています。1袋18gで1回分の量となっており、1回で550mlのだしがとれるので、いつでも新鮮な作りたてのだしを楽しむことが可能です。
ただし一つだけ注意点があり、「鰹・宗田鰹・鯖」にふくまれている鯖は、離乳食後期からとなっているので、初期は控えたほうがよいでしょう。直接鯖の身を食べるわけではありませんが、念のため初期や中期の頃は「かつお」や「かつお・昆布」のだしを中心に使うとよいでしょう。
また、「だしがらを捨てるのがもったいない」と感じる人も多いですが、ふりかけやおかか和えといった料理に活用することもできます。だしをとったあとはだしがらを利用して料理を作ってみましょう。
鰹節だしを使った離乳食の作り方
・離乳食前期(ごっくん期:5〜6か月)
<だしがゆ>
材料:10倍がゆ 大さじ1、鰹節だし 大さじ2
作り方:10倍がゆを作り、鰹節だしを加えてすり混ぜ合わせる。
・離乳食中期(もぐもぐ期:7〜8か月)
<豆腐の野菜あんかけ>
材料:豆腐15g、ほうれん草 みじん切り小さじ1、鰹節だし大さじ1、水溶き片栗粉少々
作り方:だし汁にほうれん草と水溶き片栗粉を入れて混ぜ、電子レンジで30秒加熱する。さいの目に切った豆腐を茹でてから器に盛り、とろみをつけたほうれん草を上にのせて完成。
・離乳食後期(カミカミ期:9〜11か月)
<大根と人参のチーズ風味>
材料:さいの目切りの大根 大さじ1、さいの目切りの人参 大さじ1、だし汁大さじ2、水溶き片栗粉 少々、粉チーズ 少々
作り方:大根と人参は茹でておき、だし汁に入れて水溶き片栗粉を加えて混ぜ、電子レンジで20秒加熱する。粉チーズを混ぜ合わせて完成。
この時期にだしの味を知っておくということは、これからの味覚の形成に良い影響を与えると言われています。赤ちゃんが最も好む味覚が甘味と旨味であることから、旨味を刺激することで食事の摂取量が増えることも期待できるでしょう。
赤ちゃんにも安心な鰹節だし
味覚の発達に関しては未解明の部分も多いですが、赤ちゃんには本物の鰹節だしを与えて自然のおいしさを伝えてあげたいですよね。離乳食には是非にんべんの鰹節だしを使って、おいしいごはんを作ってあげてくださいね。
大学卒業後、管理栄養士免許取得。
2つの病院に勤務し、糖尿病や高血圧、腎臓病などの様々な疾患で悩まれる患者様に対して栄養指導などを行ってきました。
現在は、レシピ開発や健康・ダイエットに関するコラム執筆などのお仕事を行っています。
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